Carry-meのポジションとタイヤ交換
左の写真はロードレーサーのALAN TITANIOとフォールディングバイクのCarry-meとを等倍で合成したもの。
右の写真は以前乗っていたHANDYBIKE HB-6との比較。
どちらもサドル基準で画像を重ねている。
こう見ると、キャリーミーのサドルはもう少し上げた方が良いかも知れない。
尚、ハンディバイクを乗っていた当時、ハンドルはもう少し下げたいと思っていた。しかし、無改造では写真の状態が最も低い位置で、それ以上下げるような改造は施さなかった。
ハンディバイクはシートポストやハンドルポストを繰り出すと仮想トップ長も大きくなる設計なので、ポジション出しは比較的容易だった。
キャリーミーはシートチューブとトップチューブとがほぼ並行なレイアウトのため、仮想トップ長を延伸するにはサドルを後退させるかハンドルを前進させる必要がある。
写真のキャリーミーでは櫓(やぐら)がセットバックしているシートポストにサドルを目一杯後ろ寄りに取り付け、ハンドルステムも純正より25mm長くライズ角も浅いものへ換えて仮想トップ長をかせいでいる。
さて、Carry-meの前後タイヤをローテーションした。
HANDYBIKEの6インチタイヤはホイールからの脱着が至難だが、8インチタイヤは簡単だ。
特別に注意する点も無いが、Carry-meの場合は後輪の取り外しにちょっとしたコツがある。
HANDYBIKEやZEROBIKEではチェーンをチェーンリングに残したまま、リヤコグをチェーンから外すことができる。
Carry-meはチェーン引きが干渉してしまうため、ママチャリと同じく、チェーン引きと固定ナットとを弛めた後、始めにチェーンをチェンリングから外してチェーンの弛みを充分確保してから後輪を取り外すという手順を踏む。
当然ながら、タイヤの空気は予めしっかり抜いておく。そうしないとブレーキパッドに干渉して車輪を自転車から外しにくいし、ホイールからタイヤを外すこともできない。
参考までにホイールからタイヤを外す手順を写真におさめた。前輪と後輪とが混ざっているのはご愛敬ということで(苦笑)。
タイヤバルブの反対側に タイヤレバーを入れる | ビートをホイールリムから外す | ほぼ半周分のビートが外れるように、 残りのビートを手で外す |
タイヤバルブ方向へタイヤ全体をずらすと、 ビートがホイールから完全に外れる タイヤの内側へホイールを押し入れる感じ | 車輪をひっくり返し、タイヤにチューブが収ま った状態のまま、ホイールからタイヤを外す この時、バルブを最後に抜く | ホイールリムにはリムテープが巻かれている バルブホールは焼き串で穿った感じ |
タイヤを填める場合は、逆の手順を踏む。
ホイールに対してタイヤをずらして脱着するというイメージで、取り付け時にはレバーが無くても簡単に入る。
ちなみにCarry-meの前輪は4mmのアーレンキー1本で簡単に外せるが、後輪はチェーン引きの10mmナットを弛め、15mmのアクセルナットを弛めてエンドから抜く必要がある。
チェーン引きの10mmナットはナイロンナットなため、締め弛めには工具が必要だ。定番の蝶ネジに換えた方が良いかもね。
15mmのアクセルナットは、街乗りピスト用に売られているアーレンキーで締め弛めできるアクセルナットに換えると携行工具が減るな。ってサイズ一緒だろうか?
| 固定リンク
« 皆既月蝕 | トップページ | スキャナーの再調整 »