先日、新城選手と福島晋一選手の後ろについて走っていたときに、ペダル下死点でも意外に膝が曲がっていることを知った。
自転車レースのビデオを見ても、膝が伸びきるようなポジションで乗っている選手はいないようだ。
では自分のポジションはと見ると、なんだかペダル下死点で膝が伸びきる寸前なほどにサドルが高いように思う。
TITANIOとAllezにビンディングペダルをインストールした際に、踏み面が上がった分だけサドルを7mmほど上げた。
今回、再び5mmほど下げてみた。
結果、回転は楽になったがタイムは落ちた。
先週の火曜日から木曜日の3日間乗らなかったので、練習をさぼった影響が大きい気もする。
週末はAllezに乗って、サドルの高さと角度を更に微調整。
結果、BB軸中心からサドル上面までのサドル高は、720mmで落ち着いた。
以前、Wrenchscienceというショップが公開していたフィッティングプログラムWS Sizing Systemを使って算出したサドル高の値が724.1mmだったから、かなり計算値に近いね。
また、若干サドルが前下がりだったので微調整した。
WS Sizing Systemは、“fit system”がこれに変わったのかな。現在はユーザー登録しないと利用できなくなっている。
Allezの調整結果を受け、月曜日の夕練でTITANIOもサドルの微調整。
Allezのシートポストは2本ボルトで無段階にやぐらの角度を変えられるが、TITANIOは1本ボルトで歯筋を噛み合わせて固定するやぐらなため、前上がり方向へ歯筋1ピッチ分だけサドルの角度を変えた。
サドル高は走りながら微調整。結果、718mmで落ち着いた。
ちなみに、サドル中央からステムのハンドルクランプ芯までの距離を示す“Overall Reach”は665mmと算出されている。
AllezもTITANIOも実測670mmだった。ハンドル上面とサドル上面との落差は110mmちょっとだが、水平方向の距離を実測している。
この見直しで、平地での走りやすさが向上したと感じる。しかし、ヒルクライムのTT区間タイムが改善されるなど、効果は数値にあらわれていない。
金曜日から月曜日までの4日間でAllez、TITANIO共に130kmほど走ってポジション調整した。
乗り心地、セッティング値とも満足できる結果になったと思う。しばらくはこのセッティングで乗り込んで、様子をみたいと思っている。
今のところサドルのフィッティングに悩んだことはないが、ビンディングシューズに関してはそうもいかないようだ。
使用しているペダルはルックのデルタシリーズ。シューズはNORTHWAVE SPEEDSTERで、旧モデルながら甲高幅広のデザインで履きやすいとは思う。
しかし、どうもがに股気味のペダリングなのか、踏み込む時に小指の付け根の小指球と呼ばれる部位に力が入ってしまう。
当初、力を入れて踏み込むと小指を曲げる癖があったが、そのなごりかも知れない。
小さなペダルにハーフクリップ、そしてシューズはスニーカーといったスタイルが長かったので、ペダリングに歪みがあるのだろう。
ペダル面を外側へ傾けることができれば親指の付け根にあたる拇指球で踏み込めると思うのだが、そういった機能のあるペダルは高価だ。ホビーレーサーとも言えない程度の取り組みなので、ここは慣れることで克服しよう(苦笑)。
拇指球で踏み込むことを意識してペダリングする。と、なんとなく内股になるのかな。
上手に拇指球で踏み込むと、拇指球と踵とをつなぐアーチで支えている感じが意識できる。この状態が一番効率の良い踏み込みだろうと思われる。
あくまでも、脚の力をペダルへ伝える点に関しての効率だけど。
ペダリングに関しては、シマノ鈴鹿ロードレースで今中大介氏が行っているトレーニング講座の抜粋などが参考になる。
尚、ロードシューズが1足だけでは都合が悪いため、先日試着して調子が良かったシマノのシューズを注文した。
今のシューズはチタンソールでほとんど撓まない。注文したシマノのシューズはナイロンとカーボンのハイブリッドでソールが撓むモデルと思う。
現状、乗り込むと足の裏に痛みが残るため、新しいシューズでこの痛みが軽減できないかとの期待もある。
シューズのクリーニングもしたいし、上手にローテーションさせてみよう。
2007/07/06 TITANIO
Dist 66.73km,Time 2:48:58,Ave 23.7km/h,Max 68.9km/h
2007/07/07 Allez
Dist 90.24km,Time 3:36:44,Ave 25.0km/h,Max 65.4km/h
2007/07/08 Allez
Dist 52.66km,Time 2:02:55,Ave 25.7km/h,Max 65.9km/h
2007/07/09 TITANIO
Dist 61.08km,Time 2:35:21,Ave 23.5km/h,Max 57.9km/h
金曜日、土曜日の夕練は、蘭へ抜けた後、久しぶりに清内路から横川峠を越えた。写真は、横川峠手前の湧水。
大きな沈殿槽が設置されていることもあって、雑味の少ないまろやかな清水。徳本水ほどに甘みを感じないが、この辺りでは一番美味しい水だと思っている。もちろん、水温も低い。
昨日の夕練は南木曾までのピストン。
蘭まで抜ける予定だったが、峠のスノーシェルターから先は濃い霧で視界が悪く、路面も濡れていたため引き返した。ウェット路面で視界不良のダウンヒルなんてリスク高過ぎだものね。
猿倉でまだ時間があったので、ふたたび峠目指して登坂。下井戸沢で20分経ってしまったので引き返した。
18時近いというのに、峠を目指すローディーを二人も見かけたのには吃驚。声出して挨拶したけど、下りで速度があったので知り合いかどうかまでは確認できず。
連夜、ツール・ド・フランス中継を愉しんでいる。ロンドン市街でのTTは世界チャンピオンのカンチェラーラが圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。
第1ステージではマキュアンのゴールスプリントに、一緒に見ていたみーちゃん氏も大興奮。
そして昨夜の第2ステージは、ゴール手前2kmで集団落車。第1ステージでケスデパーニュのチームカーに突っ込んでリアガラスを大破させたアグリチュベルのゴンサロに続き、この落車に巻き込まれたディスカバリーチャンネルのヴァイクスがリタイアとなったそうだ。
今夜の第3ステージはJ Sports 1での通常放送。初日から昨日まではハイビジョンのワイド画面でツールを愉しんだからスタンダードでの中継は残念。って、贅沢な不満だな(苦笑)。