« ツアー・オブ・ジャパン観戦 | トップページ | 日曜練習 »

2007.05.24

YS-11自転車とバイク・ラボNyi(ニョイ)

火曜日の夜から「自転車 YS-11」のキーワードでこのブログの該当記事に訪れる方が急増している。
テレビ東京系列の「ガイアの夜明け」でYS-11自転車が取り上げられたからだろう。

ちなみに、BSジャパンでの放送は明日25日の21時からとなっている。
地上波で見逃したから、録画予約した(笑)。

YS-11自転車の設計を行い、量産販売のために起業した白井さんという方は、日飛(にっぴ)日本航空機製造でYS-11の設計にたずさわっただけでなく、長年トヨタ自動車に勤め定年退職された方と知った。
トヨタで自転車と言えば、2001年頃にトヨタの社内ベンチャー制度で誕生した株式会社バイク・ラボと、そこの主力製品だった折りたたみ自転車「Nyi(ニョイ)」を思い出す。
と、検索してみたら、株式会社バイク・ラボの社長が白井氏だったんだね。(リンク先は日経の記事)

Nyi(ニョイ)はトヨタ自動車の初代Bbの派生モデル「bB opendeck」とタイアップしたりもしたが、消費者には受け入れられずに消えていった。
Nyi opendeckの記事がAll Aboutにあったので、リンクしておく。

Nyi(ニョイ)は従来の折り畳み自転車と違い、逆三角断面の内筒と外筒で構成されたメインフレームが伸縮してホイールベースを変えられる自転車だった。しかも横折れヒンジもあって二つに折れる。
伸縮機構は逆三角断面というのがミソで、乗員の体重が掛かるとテレスコピック機構のガタが取れるという理屈だ。
また、サイズは朧気だが、後輪が16インチで前輪が18インチって感じの前後異径タイヤを採用し、後ろが小さいってのがデザイン的な特徴でもあった。
なぜ失敗したかは定かでないが、旧態依然の自転車問屋による販売チャンネルの問題や、そもそもコストパフォーマンスに難があったものと思われる。

さて、白井氏にとって、YS-11自転車はNyi(ニョイ)の失敗を乗り越えての再挑戦となる。
Nyi(ニョイ)はアイデアが先行しすぎたきらいを感じる商品だったが、YS-11は軽量折り畳み自転車を低価格で提供するという明快さが好ましい。

コンパクトに収納できる折りたたみ自転車はホームセンターでも1万円程度で買えるが、どれもスチール製のフレームで大きさの割に重量がある。
外観こそ小さいけれど、折り畳み機構をもつために強度アップのため必要以上にフレームの肉厚があったり、折りたたみ機構自体の重量もあって、同じスチールフレームのシティサイクルよりも重い製品もある。
12kgを超える商品が普通で、しかも折り畳むたびに塗装が傷つき、すぐに錆が出てしまう。

ところが、YS-11自転車は軽量であることを主眼に製品化されているため、アルミ合金を多用して8kgを切るというかなりの軽量化を実現している。
アルミ合金も錆びるが、付いた汗や水分を雑巾で拭き取るなどの当たり前な手入れをしていれば、いつまでも綺麗な状態を保ちやすい。
力が逃げやすいサスペンション機構など、余分なギミックを取り入れなかった点もいい。
デザインだけ見ても、自転車をよく解っていると感じることができる。

尚、以前指摘したように、YS-11の折りたたみ機構は使いづらいと思われる。
個人的には、フレームの分割機構を廃してより軽量化と低価格を実現したYS-11ライトシリーズに魅力を感じる。

6インチや8インチといった極小径車を除けば、4万円足らずで8kgを切るような超軽量折り畳み自転車が買えるなんて素晴らしい事だと思う。
繰り返しになるが、YS-11自転車の成功に期待したい。

|

« ツアー・オブ・ジャパン観戦 | トップページ | 日曜練習 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28297/15186982

この記事へのトラックバック一覧です: YS-11自転車とバイク・ラボNyi(ニョイ):

» 早すぎた優等生。TOYOTA(バイク・ラボ)の折りたたみ自転車Nyi。 [毎日がサイクルショーin浜松]
TOYOTA/株式会社 バイク・ラボNyi-X(ニョイ・エックス)16インチシン [続きを読む]

受信: 2008.11.25 11:19

« ツアー・オブ・ジャパン観戦 | トップページ | 日曜練習 »