陣馬形山の春
今日は暖かくなった。と、天気予報を見て知ってはいたが実感してなくって、結構厚着で出掛けてしまった。
半袖Tシャツの上から薄手のコーデュロイのタートルネック、パールイズミの半袖ジャージをその上から着込む。
ボトムはランニング用のロングスパッツの上からショートスパッツを重ね履き。バックポケットにウィンドブレーカーもねじ込んでいる。
グラブだけはメッシュ甲の薄いレザーグローブにした。辛うじて(苦笑)。
週末の天気はイマイチらしい。日曜の練習会も中止になるかも知れない。
春霞がかかってはいるけど、標高のあるところなら眺めもそれなりに良いだろう。ってことで、折角の春晴れを満喫しに陣馬形山まで登ることにした。
今月始めに初登山した時は陣馬形林道の雪を嫌い、日当たりがよいアンフォルメル美術館方面から手取沢に沿ってコンクリート舗装の急坂を登った。
啓蟄以降の寒の戻りは気になるけど、晴れ日が続いている。小雪が舞ったり雨の日もあった。しかし、降雪は標高1800m以上だったと思う。今日は小渋湖温泉周りで陣馬形山林道から行くことにした。
ここ数日お馴染みとなっていた強い北風が止んでいる。無風で走りやすい。走り初めは寒さを感じたけど、ちょっと汗ばむ位になった。
59号が小渋川に沿う入口に、気温を示す大きなデジタル表示板がある。今シーズンは-2~0度の表示しか見た記憶がない。ところが、今日は13度だった…。
冬は遠距離を走らないし、発汗も少ないからボトルを持たない。小銭を持っているので、必要に応じて自販機を利用する。
しかし、日曜練習会に参加するようになってから、ボトルを持つようになった。今日も念のため持ってきたが、早々に水分補給が必要になって助かった。
ダムから小渋湖温泉へ登る坂でオーバーヒート気味になったので、停車してジャージの下に来ていたタートルネックを脱いだ。バックポケットには嵩張って収まらないので、腰に巻き付けて先を急ぐ。
普段着で走っていた頃には上着を腰に巻き付けるなんて茶飯事だったから、別に違和感も無い(笑)。
銀河ドームから登ってくる未舗装路と交わる先で、昨年の梅雨に路肩崩落した補修工事を行っていた。
道幅の30%近くが崩落していたため、一度法面まで道路下の総てを崩して、新たに補強し直す大掛かりなもの。
10m以上にわたって道路が完全に無くなっていた。当然、通行止めだ。
林道の入口では水路工事の看板を見た記憶はあるが、通行止めの看板には気付かなかった。
仕方がないので、自転車を担いで法面を登って山へ入り、工事箇所を迂回して再び林道へ戻った。
日当たりの悪い場所はまだ雪が残っているけど、それもごく僅か。注意して走ればまったく問題ない。
法面上の林に獣の気配を感じて目をやると、本州鹿の雌が走り去って行くところだった。こんなところにも鹿がいるんだなぁ。
そう言えば、春分の日に分杭峠の手前でも鹿に出遭った。
法面からボクの10mほど前に駆け下りて、そのまま路上を跳ねながら先行し鹿塩川の河原へ下りていった。
風三郎神社を過ぎ、山頂へ続く林道中組陣馬形線へ入る。
この登り口のグレーチングが表裏逆になっている場所があって、以前から気になっていた。
林道や農道には水抜き溝が何カ所にも横断していて、グレーチングで塞がれていることが多い。
中組陣馬形線に入って二箇所目だったかな?の水抜きは、グレーチングの表裏が逆に入っていて、そこへ自転車のタイヤが落ち込む可能性がある。
種類にもよると思うが、そこのグレーチングは裏面にクロスバーが無い。ベアリングバーの間には30~40mmの隙間があるため、大抵の自転車用タイヤはホイールごと填ってしまう。
グレーチングは複数枚並べた間が開いていることも多い。越える時は注意していて、グレーチングの上を通る時も、できるだけベアリングバーに対して斜めに進入するよう心懸けている。
今日は時間にも体力にも余裕があったので、動かせる分だけ表面になるように直す。
山頂に着く頃、南風が吹きだした。帰りは向かい風だな…。
標高があるので肌寒く、腰に巻き付けていたタートルネックを再び着込んで眺めを楽しんだ。
ボクの他は誰もいない。展望用の双眼鏡を独り占めして厭きるまで峰々の姿を堪能する。
昨日変更したポジションは良い感じ。明日は未舗装の林道を走って具合を見ようと思っている。
Dist 73.85km,Time 3:23:32,Ave 21.7km/h,Max 58.6km/h
| 固定リンク