ストレートドロップエンドで固定ギヤ
ロールは本来ロードレーサーだが、固定ギヤになっている。
元々600アルテグラでロードレーサーにコンプリート販売されていたものを、前オーナーが神宮のなるしまフレンドでラージフランジのシマノDURA-ACE Trackハブを利用した固定ギヤの自転車に改造してもらったものだ。
ロールは伊カレラのアルミ製ロードフレーム。
エンド形状はストレートドロップ(ストドロ)、エンド幅は130mm。
ストドロエンドはロードエンドほどにシャフトが平行移動する幅がないため、シングルギヤ化には向かないと言われている。
DURA-ACE Trackハブはエンド幅120mmで入らないが、130mmのロード用DURA-ACEハブのシャフトと互換性がある。
シャフトをロード用に取り替え、左右に5mm厚の軽合金製ナットを追加してエンド幅を合わせている。
中空シャフトなので、固定にはクイックレリーズを利用。
トラックエンドの場合、チェーン引きが無いとクイックレリーズではシャフトが動いてしまうらしいが、ストドロエンドは上からの加重でチェーンが引かれる方向に抑えられるためか、一度としてシャフトが動いたことはない。
ストドロエンドで固定ギヤ車を作る場合、問題になるのはチェーンの引き代の少なさ。
シャフトが平行移動する余地がとても少ないので、ギヤ比によってはチェーンを引ききれない。
ラチェットフリーのあるシングルギヤならば、チェーンテンショナーを追加すれば解決できるが、固定ギヤの場合はテンショナーが利かない(チェーンの張力に負けてしまう)ために、利用できるギヤ比を現物合わせするしか無い。
但し、2プーリーのテンショナーならば、ケルビム “FT” フィクスト通勤の様に、張力が釣り合う位置に固定してチェーンのコマ数調整に利用する方法はある。
ちなみにケルビム “FT”は、エマージェンシー用のローギヤを利用できるよう、リアディレイラーハンガーにテンショナーをぶら下げている。
勿論、ローギヤを使う場合は、脚を止めるとテンショナーの可動分チェーンが弛む仕様。かなり中途半端な固定状態になるから、あくまでもエマージェンシー用だね。
ロールの場合、フロント42T、リア16Tで写真のような状態。
チェーンはほとんどガタが無いように引いている。
チェーン引きが仕込めないので調整は難しいように見えるが、エンド端に右手親指を引っかけ、人差し指でハブシャフトを引いてチェーンの弛みを取って、左手でリアブレーキを引く。
その後、右手でクイックを締めれば、綺麗に後輪が固定される。
リアのキャリパーブレーキで仮固定するため、ヨー方向もロール方向も同時に決まってぶれることはない。
ハブ軸と固定軸が偏芯した、エキセントリックシャフトになっている固定ギヤ用のハブもある。
このあたりは、ちょうど一年前に「固定ギヤ」って記事で紹介している。
さて、今朝は雨のためボンシャンス川村選手主催の朝練には参加せず。
さっき知ったけど、川村選手は不在で、諸田選手が代わりに走ってくれる予定だったらしい。
天気が恨めしいな…。
昼前には上がって、午後からソロで流してきた。
自転車は、昨日使うつもりでエアを充填しておいたTITANIO。土曜日は家族サービスを優先させて日没となってしまった…。
今日はTOJコースを回ってから、芹ヶ沢大橋を右へ。
九十九谷方向へ広域農道に入り、そのまま道なりに走って河べりまで。
宮ヶ瀬橋で対岸へ渡り、ハーモニックロードまで一気に登って、適当に流して戻る50kmコース。
帰りにお饅頭屋さんでドリンクを4つテイクアウト。それを手みやげに戻ったら、ちょうどみーちゃん氏が子供たちを風呂へ入れ終わったところだった。
Dist 55.60km,Time 2:13:43,Ave 24.9km/h,Max 65.1km/h
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