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2007.03.31

Pacific Carry-me デュアルドライブ

金曜日の夜に見つけてしまった俺的魔物(笑)。

台灣パシフィックのオリジナル極小径折り畳み自転車、Carryme DSだ。
Carry-meはルイガノやOXへもOEM供給されているが、Pacificブランドのものは第二世代となって次の改良が施された。

1.フロントフリーからリヤフリー化
2.4スパイダー軽合金クランク(165mm)
3.新形状ディッシュタイプ8inchアルミホイール
4.中空フロントハブシャフトの採用
5.ヘッドチューブクランプの形状変更と蝶ネジ化
6.ヘッドチューブ固定用スプリングラッチ、シートチューブ固定用シートクランプQRフックの新設
8.リアキャリアがフレーム一体化
9.ハンドルバーのノッチと左右のゴム紐連結が廃され、ナイロン製ロッドヒンジ連結に改められた
10.専用フロントキャリア台座追加
11.ブレーキレバーのローコスト化で、アジャスター省略
12.ウレタンハンドルグリップ
13.8.4kgから8.15kg(実測値)へ車重が軽量化された

そして、限定30台ながらBB内装2速ギヤ、デュアルドライブモデルの追加。
写真がそれで、左右クランク側面を踵などで押し込むことによりハイギヤードとローギヤードへの変速が一瞬で行われる。
遊星ギヤとクラッチで構成される増速機構を、BB一体のPCD110スパイダーに組み込んだ代物だ。
どこかで聞いたような変速装置だが、深く詮索しないように(笑)。

価格も振るっていて、ファーストロットのKAHENSIKI-KOMAより安い。
そうは言っても、自転車としては高価であることは否めない。
シュイーンやビアンキ、フジなどからリリースされている、最近流行の街乗りピストの完成車よりも高い。


極小径折り畳み自転車に惹かれるのは、大抵の場所へ持ち込むことができると言うことに限る。

以前、6インチタイヤを採用したハンディバイクという自転車と8インチタイヤのゼロバイクを所有していた。
折り畳んで袋へ入れてしまえば、自転車とは思われないほどに小さくなった。
特にゼロバイクはコンパクトに折り畳まれ、8kgという重量にさえ目をつぶればポータビリティに優れる自転車だと思う。
しかも、走行性能もまずまず。アップダウンが激しい地方では、ステムの剛性不足に不安を覚えるけれども。

自転車を活用することよりも自転車に乗ることが楽しくなった。
スピード維持性能や登坂性能、スタビリティなどを重視すると、競技車輌であるロードバイクに行き着いてしまう。
結果として極小径車を手放したわけだが、ある程度の走行性能を確保しつつ極小径車並のポータビリティを持つ自転車があれば再び入手したいと思っていた。


Carry-meを初めて写真で見たとき、剛性の高そうなフレームと折り畳み構造、そして8インチアルミホイールの組み合わせに好感を持った。
しかし、ポケバイ用のマイクロピッチチェーンにフロントフリーという特殊なドライブレイアウトに落胆した。

今回のセカンドモデルでもマイクロピッチチェーンであることは変わらないが、一般的なリアフリーへ改められたメリットは大きい。
しかも、デュアルドライブの採用で、高速維持性能も高まった。個人的には、フロントチェーンリングをもっと小さくして、ロー側のギヤ比を小さくして欲しかったけどね。

ハンドルポストを充分低くできたり、ステムがノーマルサイズのアヘッド用だったりと、ポジションもボク好みへ合わせるのが容易いのもポイントが高い。
この手の自転車はアップライトなポジションが好まれるため、ハンドルポストが高いものばかりなのだ。
タイヤ径が小さいために乗り越え性能が低く、躓いて前転するリスクは高いだろうけど、ボクはロードバイク並にハンドルとサドルとの落差をとって、ある程度前加重を確保して乗りたい。


そして、みーちゃん氏が快諾?してくれたので、デュアルドライブを仕込んだCarry-Meを購入した。
早速ドロップハンドル化して、町中ポタリングに特化して活用するつもりだ。

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