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2006.12.02

ミシンの修理

コンパルLの調子が悪い。

ミシンの構造をJUKIミシン博物館で確認して、修理に望む。

不具合内容は、運針中、内釜に上糸が引っ掛かって止まってしまうというもの。

以前、釜を抑えているプレートを止めるネジが弛んでいて、内釜がずれたところに針先が当たって針を折ってしまったことがあった。
プレートはユーザーが釜の掃除を行えるようにメンテナンスハッチとなっていて、ステンレスのマイナスネジ2本で外せるようになっていたから、取り扱いが悪かったと反省している。

どうもこの事故で樹脂製の内釜に傷を付けたことが原因で、動作中に内釜が踊ってしまって糸が絡む様だ。

内釜を取り外し、針で傷ついてバリが出たところを1000番の紙ヤスリでやすってみたところ、一時的に改善した。
しかし、再発してしまった。

コンパルLの分解手順を参照して釜全体の状態を確認してみたが、素人見ながら異常と思えるガタを見つけられなかった。

悩んだ末に、内釜の踊りを抑えるにはプレートとのギャップを小さくするか、粘性の高いオイルなどで外釜へ貼り付けてしまえば良いだろうと判断。
内釜が樹脂製なので、樹脂を腐食させないRESPO RS-100ATIを内釜と外釜との摺動部に適量塗布した。

結果、動作音は静かになって、上糸が絡むこともなくなった。
オイルの効果が薄れたら、再発するかも知れないが。

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