PCの復旧 その3
手配していたATX電源とSCSIの小物部品が届いたので、早速メインPCへインストールした。
新しい電源はENERMAX EG651P-VE FMAという2002年頃のモデルで、当時2万5千円ほどもした高級品。
永久補償のモデルではないが、551Wもあるし電源に起因する不具合とは縁が切れそうだ
元々使っていた電源はサードウェーブのオリジナルブランドNExtWaveの初代Silent kingで、350Wモデルを型落ち特価で買った。
この電源は12cmファンを採用したとても静かな電源だ。しかし、ファンガードが筐体の面から出っ張っているため、PCケースによっては干渉する。
出っ張りに対するクレームが多かったのか、二代目からはファンガードが面一となった。
このモデルはEVER GREENブランドに引き継がれて、現在では五代目となっている人気商品とのことだ。
ローコストモデルながらコンデンサ類は日本製を採用しているそうで、信頼性は高そうだ。
メインPCから外したSilent KingはセカンドPCへ移植。電源のコンデンサパンクで使えなくなっていたセカンドPCも、無事修理が完了してラックに収まった。
セカンドPCのOSはWindows 2000なので、ドライバー類も勝手に再設定されて特段めんどうな事は無い。
ENERMAX EG651P-VEは山洋製ボールベアリング軸ファンとの事だが、小径で回転数が高いためか結構うるさい。ファンの回転数を電源スイッチ横のVRつまみで制御できるのだが、Silent King並みとはいかないようだ。
マザーボードから電源ファンを制御できるように、ファンコネクタが伸びている。
マザーボード上にはCPUファンとケースファンの2つのコネクタがあるので、空いているケースファンの端子へ接続した。
ところが、このコネクタがDVキャプチャーボードと干渉することが判明し、急遽PCIカードの順序を入れ替えた。
ボード類を入れ替えたため、ハードウェアウィザードが起動する。再び.Msgsrv32.exeのエラーに見舞われたが、エラーの出る機器のINFファイルをINFフォルダへコピーして回避。
そうして、メインPCの修理は完全に完了した。
今回の修理に伴いマザーボードも入れ替えたし、起動ドライブはハードウェアRAIDでミラーリングするようにした。
電源も信頼性の高いものになり、また暫くは安心して利用できると思う。
電源FANの音は大きくなったものの、新しいHDDに換わって動作音が小さくなったように思う。
そして、CardBUSのコントロールチップが変わったお陰で、CardBUS経由で繋げたHDDへのアクセス速度が飛躍的に向上した。
今回、RICOH R5C475IIを採用したメルコのボードから、TI PCI-1211が載ったELAN P111へ換えた。
スケールが違うのでわかり難いが、次のグラフがそれぞれのダイアグラム。
Texas Instruments PCI-1211
Ricoh R5C475II
IO DATAのCI-iCN経由でHDA-iU160を接続して計測している。
ドライバーはCardBUSボード付属のものを使用した。
読み出し速度はほとんど変わらないが、書き出しはPCI-1211の方が4.5倍も高速。
とても満足している。PCMCIA機器との併用時に不安定となるが、運用上は問題にならない不具合だ。
まだまだビデオ映像はDVで編集する予定なので、この環境で充分だろう。
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