デスクトップCNCフライス盤
先週、和田サイクルさんでお会いしたフォールディング電動アシストバイクのオーナーさんから、ご使用されている卓上型のCNCフライス盤についての詳しいメールをいただいた。ありがとうございました。
・オリジナルマインド mini-CNC PRX 1510 プロクソンフライスマシンNo.16000のCNC化キット
メールによれば、精度は新品で0.2mm、中古で0.5mm程度との事。
フライス盤本体とのセット販売もあって、予算さえ許せば導入しやすいのではなかろうか?
さて、CNCフライス盤だけでは動作しない。
数値制御するためのコンピュータとコントロールソフトウェアが必要となるが、オリジナルマインド社はフリーウェアのMS-DOSアプリケーション“TurboCNC”とシェアウェアのWidnows 2000/XP用のMachを推奨している。
TurboCNCはWindows NT系のDOSエミュレーターでも動作するそうだが、MS-DOSが入手できればパラレルポートとシリアルポートを備えた旧いノートPCで利用するのが効率良さそうだ。
但し、TurboCNCへCAMソフトからGコードデータを渡す際にどうするかという問題がある。
フロッピィディスクを使うのが一般的だが、今時FDか?という訳だ。さりとて、MS-DOSへネットワークを組み込むのはなかなかに面倒だろうし。
尚、Windowsベースのフリーウェアとしては、KCam 4 ROUTER/MILL CONTROL SOFTWAREがある。
しかし、mini-CNC PRX 1510をコントロールできるかは不明。
NCデータを作るにはCAMソフトが必要となる。作図もPCで行った方が効率的だから、CADソフトを使うのが妥当だろう。
板からの切り出しだけなら、2次元CADで足りるのかな。DOS時代からの著名なフリーのCADソフトJD CADが定番だろう。
2.5次元CAD/CAMのフリーウェアも社団法人日本金型工業会東部支部から公開、無料配布されている。
また、鍋テックの鍋CADにもフリーウェア版がある。
CAMデータの変換ツールとしては、フリーのCAMソフトNCVCやNCコンバータ&コンドルなどがある。
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