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2006.11.18

峠は氷点下

9時からみーちゃん氏が子供たちと出掛けるので、それ前に戻れるコースってことでこちらを回ってきた。

この周回は途中8kmほどの未舗装路があり、JOJOで走るには最適だ。
しかし、山深く往来が少ない上に今秋は熊の出没報告が多く、足が遠退いている。今日は昼前に坂隊のメンバーも走るそうで、良くない事態に陥っても比較的早く救助されるだろうってことで、思いきって出掛けた。

冬に多い霧が出ていた。しかし標高も600メートルを越えるとすっかり霧は晴れ、青空が拡がっていた。

TITANIOではこの程度の坂で入れることはないフロントインナーギヤだが、車重のあるJOJOでは積極的に使用する。フロントサスペンションをロックアウトできないため、できるだけシッティングで回転重視のペダリングにつとめた方が楽でもある。
ロードに比べれば遅いものの、13kg近い車重をそれほど感じさせないJOJOでの登坂もなかなか楽しい。

山では昨夜に降雨があったのか、路面はいたるところ濡れている。
出発前にインターネットでチェックした今朝の気温は零度。峠は測候所よりも700メートルほど標高が低いので、氷点下である可能性が高い。
しかし、昨日の峠の天気は晴れで、地温があるから凍結は無いと踏んでいた。
ところが、橋上は凍りやすいことを失念。ってことで、しっかり落車しました(苦笑)。

このコースで一番の橋は標高810メートルにあって、橋の手前1kmから一旦緩やかな下り基調に転じるためスピードが乗る。
ここではフロントアウターリアトップで40km/h近いスピードからブレーキをちょっと掛け、左にカーブしながら橋へ進入してペダリングを再開し次の登坂へ繋ぐためスピードを乗せるって走り方をしている。
ブレーキングの時点では問題なかったが、橋上を弓形にコース取りしたところ、凍結路にリアのトラクションが抜けてそのまま左へ倒れ込み滑走した。
写真はペダルが路面を擦ってできた痕と凍結した水たまり。
凍結によるスリップだが、路面が完全に凍っていたわけではなく、霜が降りてそのまま凍った感じ。タイヤの性能がもっと良ければ落車しなかったかも知れない。

幸いにも左の腰を擦り剥いた程度で済んだ。自転車の方も若干の擦り傷程度で、走行に支障がでるダメージはまったく無さそうだったので、そのまま予定コースを走る。

その後も路面は濡れていたが、順調に登坂できた。
ところが、峠の手前、先日下って来た際に落車した出水地点はしっかり凍っていた。ここは素直に降車してJOJOを押して登った。

峠も若干の凍結。ここから林道入口までは下りなので、スピードを抑えて慎重に走ることにした。
ちなみにTTタイムは48分18秒。途中で落車したり押していた割には、まぁまぁだった。凍結路以外は順調だったってことだろう。

林道入口で森林組合のワゴン車とトラックが先行してくれたので、熊と出くわす確率が一気に下がって一安心。
それにしても寒い。ウィンターグローブじゃないから当然なのだろうけど、指先が凍えて難儀した。しかし長袖ジャージをやめてフリースジャンパーを羽織ってきたのは正解だった。
フロントダンパーのレートを下げてからダート区間に入る。水たまりには薄氷が張っているし、木々の梢は霜で真っ白だけど、路面の状態は普段通り。凍結スリップの心配も無くなり、普段通りのペダリングで快調に飛ばす。

途中、イノシシを追いかける格好にはなったが、獣に出遭ったのはそれだけ(笑)。
8kmのダートを存分に楽しんで、隧道を抜けてからの下り舗装路はスピードを抑えて慎重に走って、ほぼ予定通りに戻ることができた。

Dist 40.14km、Time 2:06:46、Ave 19.0km/h、Max 53.7km/h

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