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2006.11.25

初冬の山道

月曜日、午後には雨もあがると聞いていたので1時間ほど空けておいたが、一向に降り止まない。
それでも予定の3時半には霧雨程度になっていたので、日曜日に買ったシャワークライムジャケットを羽織って泥除けの付いたJOJOで峠を目指した。

道路は完全なウェット。
雨のお陰で気温は高く、10度ほどもある。Tシャツに綿トレーナーの上からジャケットを羽織っているだけだが、登坂では汗で蒸れて仕方なかった。
ユニチカのスプラッシュエアーの透湿性も、ヒルクライムでの発汗には対処できないようだ(苦笑)。
しかし、撥水性能は高い。標高が上がるに従って本降りになったが、ローアルパインのシャワークライムジャケットが雨滴をはじいてトレーナーを濡らすことはなかった。
パンツはジーンズだったから、しっかり濡れたけどね…。

風邪を引いたら大変と、登坂を諦めて里へ戻る。
下りはタイヤの性能が効いてくる。JOJOのセミブロックタイヤは安物で、濡れた舗装路を考慮した設計にはなっていないのだろう。よく滑るからスピードは控え目。

ゴムは濡れると軟らかくなる性質だ。グリップ性能は上がるはずだが、路面とトレッドの間に水があれば滑る。
自転車のタイヤほど細いと、路面の条件にかかわらずスリックタイヤが最もグリップすると聞いたことがある。グリップ性能はトレッドパターンに依存せず、コンパウンドの性能で決まるらしい。
尚、濡れれば軟らかくなるから、パンクも増えるのだそうだ。


さて、今日は黄昏時になって走りへ行く時間ができた。
取り敢えずいつもの峠を目指すが闇につつまれる前に戻れそうもないので、途中から別の林道へ入り込んでお茶を濁す。
しかし、熊と出遭うことを怖れ、あまり入り込むこともなく戻ってしまったけど。

下り坂は寒気が身にしみる。ジャージの背ポケットからシャワークライムジャケットを取り出して羽織る。
時速30kmを超えると袖や脇が結構ばたついて驚いた。

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