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2006.06.06

蝶の道

昨日、夕立を避けて引き返した道を、今日は二つ目の峠まで登ってきた。

標高があるから、まだ山菜が採れる。
峠近くの路肩に車を停めて、イタドリ(スイコンボウ)やワラビ摘みを楽しむ人をちらほら見かけた。

昨日の雨と今日の陽射しで、空気はかなり湿度を帯びている。
そのためか知らないが、木陰の舗装路上には所々にタテハチョウやヒョウモンチョウ、イチモンジチョウの類がとまっていて、ボクがロールで通りすぎるたびにひらひらと舞い上がる。

場所によっては十匹以上が一斉に舞い上がって、なかなかに壮観だった。

一つ目の峠を越えて廃村になった宿場跡を抜け、清流沿いを次の峠めざして走っていると、沢山のミヤマカラスアゲハが飛び回っていた。
一斉に羽化したのかな?
後翅のブルーがとても深く美しい青で、素晴らしい瑠璃色が目に飛び込んだ時はオオムラサキ!?と思ったほど。
光が強いと、グリーンはさほど感ぜず、ブルーが強くなるんだね。
一頭、ボクのすぐ脇を数十メートルも併走するように飛んだミヤマカラスアゲハがいて、よく観察できた。

話は変わるが、このブログで蝶や蜻蛉を数えるのに、単位として「頭」を使ったり「匹」を使ったりと曖昧だ。
文章の流れで適当に混在させているが、こと蝶にかんしては「頭」を使うのが一般的なようだ。
昆虫を頭で数える理由は諸説あって、明治期に輸入された昆虫標本の目録で「one head, two heads …」と勘定されていたものを直訳したって説が有力だそうだが、他にも海外の文献に「one individual」とあったものを本草学者が一頭と訳したとか、蝶の蒐集は比較的古い趣味で、「狩る」対象の単位として「頭」が相応しいとする説などもあるそうだ。

さて、残念ながら蝶の写真を撮っていない。
走る時間を優先した。なにせ2時間程度で戻る必要があったので、このコースを選ぶと時間が惜しい。

猿にも遭った。4頭ほどが谷から道路へ登ってきたが、下ってきたボクに驚いて、慌ててガードレールをくぐって戻っていった。

-今日の走行記録-
Dist 46.68km
Ave 21.2km/h
Time 2:11:48
Max 45.0km/h

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