極小径車におけるワイヤレスサイコンの脱調
6インチサイズのタイヤ径を採用したHANDYBIKEと8インチタイヤ径のZEROBIKEにキャットアイのワイヤレスサイクルコンピュータを付けている。
6インチのタイヤ周長は実測で485mm、8インチは647mmである。
それら周長を設定出来るCC-FR7CLとCC-MC100Wとを試したが、ある速度を超えると正常に計測できない。
6インチのHANDYBIKEでは、CC-MC100Wで時速26km、CC-FR7CLでは時速31kmを超えると表示速度が実速度よりも小さくなって、ついには零表示になってしまう。
複数台で同傾向なので仕様らしい。
そこで、念のためにメーカーサポートへ問い合わせてみた。
早速回答があり、サイコンに使用しているICの計算能力が回転数換算で15rps程度とのことであった。
秒速15回転ということは、HANDYBIKEでは時速26.19km/hに相当してCC-MC100Wの仕様としては合点がゆく。
しかし、CC-FR7CLでは31km/hまで追随するので、CC-FR7CLの方がより高速なICが使われているのだろう。
どうもCC-FR7CLの方が、CC-MC100Wよりも20%も高速な応答性能があるようだ。
極小径車へキャットアイ社のワイヤレスサイコンを導入する際は、CC-MC100WよりもCC-FR7CLの方が適当と言えるだろうね。
とは言え、31km/hを超える速度を正確に計測されることはなさそうで、より応答性能の高いサイコンはないものだろうか…。
ハンディGPSを導入するのが手っ取り早いのかな?って、どんどんエスカレートするな(笑)。
ちなみに、CC-MC100Wが最大応答周波数15Hzとすると700×20c(周長:2086mm)で時速112.6km、CC-FR7CLは18Hzだろうから時速135.1kmまで計測できる訳で、一般車においてはなんら問題ない性能とも言える。
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