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2005.11.02

GX110アップグレード その2

昨年の春先に中古で購入したDELL Optiplex GX110のグラフィック性能を上げるため、32bit PCIでグラフィックアクセラレーターを追加した。

お陰で、ディズニーBBの3Dコンテンツがほぼストレスなく楽しめるようになったが、まだ若干の鈍さを感じる。

タイミング良く、Pentium 3 1.0GHzを安く見つけたので、CPUのアップデートをしてみた。


わが家のGX110は、Coppermineコアの370-pin FC-PGAパッケージを採用したPentium 3 667MHzが載っていた。
このCPUはFSB 133MHzで、コア電圧は1.65Vとなっている。
GX110にはPentium 3 1000MHzモデルもあって、きっとCoppermineコアのFSB 133MHz、コア電圧1.7Vが載っているだろうと勝手に解釈して、同様のCPUに載せ換えることにした。

入手したのはCPUID:0686h,Core Steppings:cC0の中古品で、3.5K円。
価格は微妙だが、1.75V品に比べると流通は少ないので、まずまずの買い物だったと思う。

帰宅後、早速載せ換える。


GX110は、カバー両サイドのボタンを押しながら引き上げるだけで内部へアクセスできる。
Socket 370周りはすっきりしていて、CPUの交換も容易。
CPU FANは専用品だが、構造はIntelのCoppermine用リテールファンとなんら違いはない。

電源ケーブルを外し、カバーを取り外す。
CPUファンを取り外し、Pentium 3 667も外す。
ヒートシンクのバッファ板とCPUコアとは熱伝導性テープで接合されていたが、古いので取り除いた。

購入したPentium 3 1000MHzをインストールし、コアには銀ペーストを塗布してファンを取り付けた。
電源ケーブルを挿し、スイッチを押して起動。

ビデオボードのBIOSが表示されて、まずは一安心。
GX110のBIOS画面に入りCPU情報を見ると、1GHzで動作していることを確認した。

ところが、BIOS画面を終了してリブートが掛かっても、再起動してくれない。


電源断と投入を繰り返すが、ビデオBIOS表示中にフリーズしたり、ビデオ信号が出力されなかったり。
Tornado GeForce 4 MX440をアンインストールして再度動作確認しようと考えたが、思い直してCPUを一端取り外し、改めて取り付け直した。

すると、今度は正常にブートして、OSも異常なく起動。
ヒートシンクのバッファ板がコア面に密着していなかったのだろうか?
考えにくいが、なんらかの接触不良だったのかも知れない。

その後、起動時の不具合は再現していない。


今回CPUを667MHzから1000MHzへアップデートしたが、体感上は大きな違いを感じない(苦笑)。
確かにもたつきは軽減されたと思う。しかし、Tornado GeForce 4 MX440の追加による高速化が圧倒的だったので、費用対効果はイマイチな感じだ。

ちなみに、Super Pi 100万桁での評価では、CPU更新前が3分11秒に対し、更新後は2分26秒と高速化された。

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