CardBUSの増設
Pinnacle DV-300のSCSIホストアダプタ部(AHA-2940UW相等)にSCSI-IDEブリッジを使って160GBのIDE HDDを接続したが、他のPCでローカル接続するにはリムーバブルケースを併用するなどの工夫が必要だ。
メインPCのCPUはCeleron 1400をオーバークロックして1570MHzにしたもので、Windows 95上のPremiere 5.1cを使ったDVビデオ編集には必要充分な性能だが、編集結果をDVDフォーマットへ変換するには時間がかかりすぎる。
40分のタイトルを2パス可変レートでMPEG2変換した場合、17時間近くを要してしまった。
ところが、Pentium 4 HT 3GHzが搭載された長女H氏のPCを利用すれば、4時間程度で変換されてしまう。
また、Windows 95環境ではDVDオーサリングができない。Windows95でも使えるDVD-Rレコーダー幾つかあったものの、対応するアプリケーションが皆無なのだ。
今時Windows 95がメインだなんて絶滅危惧種だろうが、よく利用するトランジションエンジンがWindows 95用なのと、未だに16bitアプリを多用することもあってOSを更新できないでいる。
尚、DVDオーサリングは、Windows 2000のセカンドPCで行っている。
さて、汎用性を高めるために、上の写真の様に再びHDA-iU160の状態へ戻した。
メインPCへの接続は、i・connect端子を利用してCardBUSを再検討する。
前回は、ELAN P111を使用。
PCI-CardBUSブリッジにTexas Instruments PCI-1211が採用されいてリード&ライド共に11MB/secと非常に高速だが、こちらの問題が深刻で利用を断念。
今回はRicho R5C475IIが載った、Melco WLI-PCI-OPを利用した。
同社のPCカードタイプ無線LANクライアントをデスクトップで利用するためのオプションだが、汎用のPCI-CardBUSブリッジとしても流用できると考えた。
PCI-CardBUSブリッジとしては珍しく、基板面に対しPCカードの表面が対向するように挿入するモデルだ。
タワー型ケースではPCカードをひっくり返して入れる必要がなく便利な反面、リリースボタンが無いためカードを引っ張って抜く必要がある。
WLI-PCI-OPは、特に問題なくインストールできた。
また、Cl-iCNの32bitモードでHDA-iU160を繋げられ、データのやり取りも問題なかった。
しかし、ドライバの問題なのか、R5C475II自体の仕様なのか、書き出し性能が低い。
Windows Me環境のELAN P111経由なら、100MBデータの平均読み出し速度は11.12MByte/sec、書き出しは11.37MByte/secだった。
ところが、Windows 95環境のWLI-PCI-OP経由では、読み出しこそ11.01MByte/sec出ているものの、書き出し速度は3.11MByte/secでしかなかった。
下にダイアグラムを掲載する。
右上の表は、メインPCのデバイスリスト。
HDD以外のSCSI機器、USBやPCカード機器は外部接続なのでプラグ&プレイで利用可能で、使わない時は電源断している。
構成品はどれもこれも旧いもので、スキャナにいたっては10年選手。いい加減買い換えてもいいのだが、高速かつ必要充分な画質が確保されているから、まだまだ現役だ。
WLI-PCI-OP導入のため、ほとんど使っていないDS2416は外した。
DVビデオの音声はDVRexがデコードするので、音源はなくても問題ない。
MCIオーディオはUSB音源のUA-100やPCカードタイプのDMC9000で鳴らせる。
しかし、UA-100はWindows 95用のドライバがタコなのか音ズレが酷くて、外部エフェクターとしか活用できていない。
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