ビデオ編集用HDDの増設
帰国後、時差ボケのお陰で朝方が定着しつつある。
夜11時前には就寝して、朝6時には起床。なんとも理想的な生活パターンで、このまま習慣になれば嬉しいな。
今日は長女H氏の小学校で運動会。
H氏はかけっこやダンス、綱引きなど、なかなかに頑張っていた。
途中、小雨はぱらついたものの、全般にすごしやすい一日だった。
旅行同様にDVカメラでビデオ撮影したが、編集用のHDD領域が足りない。
データを整理すればやりくりできるのだが、旅行時に撮ったものと合わせると60分テープに6本分もある。
かなり面倒くさいな…(苦笑)。
そんな訳で、DV形式のビデオデータ用にHDDを新調することにした。
ビデオ編集用HDD増設にあたっての条件
非常に珍しいと思うが、DV編集用PCのOSはWindows 95を使用している。
編集ソフトにはAdobe Premiere 5.1c、DV入出力はカノープスDVRex-M1、トランジションエンジンとしてRexfxとPinnacle DV200相当品ってな構成。
先日も、Pentium 4 HT 3.0GHzでWindows 2000ってな構成のIBM ThinkCentre M50を、4万円以下で購入できた。
そんな廉価で高性能な中古PCをベースに、カノープスEDIUS Pro 3で編集環境を作る方が安定性も使い勝手も仕上がりも向上するものとは思う。
しかし、今のところ不都合は克服できているから、まだまだPCとOSを更新する考えはない。
さて、今回のHDD増設は、外付けタイプとしたい。
ドライブレターを固定し、複数のPCで持ち回って、DVキャプチャから書き出し、編集ができるようにする。
PCとのインタフェイスはSCSIかIEEE1394、またはUSB 2.0とし、HDD自体はIDEで構わない。
また、できるだけ廉価に必要充分な容量と速度のHDDを増設したい。
USB 2.0で増設する
DV編集用のPCにはSCSIインタフェイスが搭載されている。他に3台分のSCSIインタフェイスを持っているが、大容量のSCSI HDDはとても高価で、IDEをSCSIへ変換するインタフェイスも高価だ。
USB 2.0はWIndows 95で利用できない。ところが、IO DATAのUSB2-PCI3であれば、IO DATA製のUSB 2.0接続モデルHDDをWindows 95で利用できると知った。
ネットワークドライブのBuffalo HD-H160LANには、IO DATA HDA-iU160相等品を接続している。
HDA-iU160はUSB2-PCI3のWindows 95ドライバが対応しているので、これを流用し、HD-H160LAN増設用には、最近ディスカウントが目立つHD-HB250U2を新調する。
郊外の電気店へ行くと、案の定HD-HB250U2が税込み¥15Kとなっている。更に500円のポイント還元。
手持ちのポイントを使い、残り¥12Kで購入した。
HD-H160LANの増設用HDDは、ファイルフォーマットがEXT3形式の必要がある。
Linuxは使っていないので、HD-H160LANでHD-HB250U2をフォーマットしなおし、一旦HD-H160LANの内容をHD-HB250U2へバックアップしてHD-H160LANのデータを消去し、そこへHDA-iU160の内容を書き戻すことにした。
Windows 2000にフリーソフトのExplore2fsを導入すれば、EXT2/EXT3でフォーマットされたHDDをマウントしてデータの読み出しはできる。
これを使ってHDA-iU160をUSB 2.0でWindows 2000のPCへ接続し、ネットワークドライブとされたHD-HB250U2へ書き戻すのが安あがりでスマートとは思う。
しかし、Explore2fsの使用経験がないため、データの保全を第一として、かなり泥縄な手法を採った。
HDA-iU160のパフォーマンス
100MB Single Stream | Read | Write |
IBM IC35L080 UltraDMA/33 接続 | 30.06 | 18.22 |
Buffalo HD-H160LAN | 8.04 | 5.65 |
IO DATA HDA-iU160 PCMCIA 接続 | 1.75 | 2.67 |
IO DATA HDA-iU160 CardBUS 接続 | 10.64 | 5.10 |
IO DATA HDA-iU160 USB 2.0 接続 | 29.76 | 25.45 |
左の表は、インタフェイス別のパフォーマンスリスト。
単位はMByte/sec。
HDA-iU160はi・CONNECT PLUSに対応した商品で、わが家にはポータブルDVD-ROM DriveがCI-iCNモデルなので、HDA-iU160で使ってみた。
シングルストリームのDVデータは、4.31MByte/secより高いデータ転送レートがあれば実用に足る。
USB 2.0ならデュアルストリームでも必要充分。シングルストリームなら、カードバス接続でも利用可能なことがわかった。
160MByteあれば、11時間ものDVデータの記録が可能となる。
これで、データ整理の手間なくビデオ編集を短時間に終えることができるだろう。
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