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2005.09.04

ダイレイタンシー

ちょっと遠くだったが、みーちゃん氏が米村でんじろうさんのサイエンスショー招待状を貰ったので、娘達につきあって車をとばした。

比較的早めに会場へ着いたにもかかわらず、自由席ということでか、多くの人がロビーで並んでいた。
開場までの時間、次女Y氏のご機嫌をとるのに苦労する(苦笑)。
長女H氏は、たまごっちに夢中だから助かるけど…。にしても、たまごっちを持った子が多くいたのに、声を掛けて通信させて貰えばいいものを…。
初めての子ともすぐに仲良くなれるようだけど、ちょっと道を聞くようなかかわり方は苦手らしいなぁ。
ナンジャタウンでも、アイテム交換は苦手だったよ。


今日見たサイエンスショーは、大気圧を検証する実験がメイン。
お馴染みの空気砲や、百人脅しなどの静電気を使った実験を期待していたので、ちょっと残念。
でも、長女H氏は充分楽しんでいたな。

長女H氏のお気に入りは、薄めたオレンジオイルを使った風船の時間差破裂実験。
入場時に子供たちには簡単な実験セットが配られていて、タレビンに入れたオレンジオイルと風船、発泡スチロール片2個と片栗粉が入っていた。
オレンジオイルを塗布した発泡スチロールで蜘蛛の糸の様な繊維を作る実験では、客席でも皆で配られた実験セットを使って子供たちが試すことができた。
ここまでは退屈そうだった次女Y氏も、自分で試すことができて大喜びだったな。


表題のダイレイタンシーを実感する実験も興味深かったようだ。
Dilatancyとは聞き慣れない言葉だが、地震の際によく耳にする液状化現象とも関係するキーワードらしい。
ダイレイタンシーは、粒状体が剪断歪みによって体積が変わる性質を表す言葉だそうだ。
波打ち際の砂地を歩くときに、足下の周りが盛り上がったりする現象と同じと説明されていた。

料理をする方なら、水溶き片栗粉を使う機会があると思う。
どろどろになった水溶き片栗粉を指でぎゅっと摘むと、固形の様になって指先の量だけ摘み出すことができることを経験されている方は多いと思う。
それが、澱粉のダイレイタンシー性ということになる。

今回の実験も、片栗粉が使われた。
市販の片栗粉はジャガイモの澱粉だから、実際にはジャガイモ澱粉が使われている。
40×30×30cmほどのアクリル水槽に水溶き片栗粉を入れて、その上に人が立てるか?という実験だった。
料理用語から水溶き片栗粉と書いているが、澱粉は水には溶けないので、水と澱粉を混ぜてどろどろしたものが水槽に入っている。
ただ立っただけでは、足はずぶずぶと沈んでしまう。
しかし、この上で速く足踏みをすると、圧力がかかり、澱粉のダイレイタンシー性が働いて一瞬硬化し、液状の澱粉の上に立っていられるといった実験だった。

二酸化炭素を満たした一斗缶に炭酸カリウム溶液を入れて反応させ減圧する実験や、定番の3ブレードブーメランの実験と解説もおもしろかったな。
今度は、H氏を科学技術館に連れてこっと♪

Y氏は、最後の大型風船が会場にばらまかれる直前まで、「おなかへったぁ~」の連呼で…。
風船が客席を行ったり来たりして、また機嫌治ったけどね(苦笑)。
1時間40分の科学ショー、Y氏にはちょっと退屈だったみたい。彼女の成長に期待しよう。

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