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2005.08.09

KAHENSHIKI-KOMA考 その2

和田サイクルさんがKAHENSHIKI-KOMAスピードドライブを装着したカスタム自転車を試乗させてくださった。

1:1.65のギヤ比を持つスピードドライブに合わせ、リアコグは標準の12Tから15Tに換装されている。
リアコグを大きくするとチェーンステーに干渉しそうだが、見たところまだまだ余裕があった。
ちなみに、チェーンもシマノのHGへ換装されているそうだ。

KOMAはクランク1回転あたり4m進む仕様。
和田サイクル版2速化KOMAでは、ロー側で3.2m、ハイ側で5.3m進む仕様となっている。

青梅街道を中心に、数kmほどをポタリングしてみた。

まず感じたのは、意外にハンドルがふらついて直進安定性が悪いこと。
ヘッドチューブの傾きに対して、ステムの突き出しがほとんど無いのが原因と思われる。
加えて、リアショックアブソーバーのセッティングも軟らかすぎるのかも知れない。
その分、小径車にありがちなハンドルのクイックさも、かなり軽減されている。

ハンドルが高いのも気になったが、これはなんとかなりそうだった。
また、ZEROBIKEの様に高い重心が走行時に不安を感じさせるかな?と思っていたが、それは杞憂だった。

ハンディバイクHB-6は、ヘッドチューブに対してステムが前方へ傾いて伸びている。
結果、ハンドルはヘッドチューブに対してある程度前方に突き出す格好となり、直進安定性は高い。
しかし、ハンドルが急に切れ込む度合いは大きいので、とてもクイックなハンドリングとなって一長一短と言える。
ボクは、HB-6やZEROBIKEのクイックなハンドリングに慣れてしまっているから、KOMAのそれに対してより違和感を覚えたのだろう。

乗り心地は、6インチという極小径車の硬さが微塵もなく、ママチャリ感覚な柔らかさ。
サスペンションの効果が充分に発揮されている。
反面、路面状況を掴みにくく、タイヤを庇う運転に慣れた身には不安を感じた。
KOMAはエアサスペンションが採用されて、充填された空気圧でダンピング性能を可変できる。
一番硬い設定で、今一度試乗してみたいものだ。

プアなブレーキ性能の自転車しか乗ったことがないこともあって、KOMAのブレーキは充分な性能と感じた(苦笑)。

肝心のスピードドライブは、170mmクランク長のものが付いていた。
BD-1用のシャフト長だそうで、スペーサを使ってインストールされている。
スピードドライブは右ワンがテーパー勘合のため、装着の際はBBの右ワンのネジ山を削り落とすことになる。
BB取り付け部をテーパー加工するための工具は、パークツールあたりからリリースされているそうだ。
その為、一度スピードドライブをインストールしたフレームには、一般的なBBを取り付けることができなくなる。

変速は、BBシャフトのフィキシングボルトが来る位置にあるボタンを踵で押して行う。
靴サイズ26cm以上の方なら、トゥークリップが付いていればスムースに変速できるだろう。
標準ペダルのままだと、踏み位置を意識してから操作する必要はあるが、まぁ慣れの問題かな?
右足の踵でボタンを押せば、ハイに入って左側のボタンが飛び出す。左で押せばローで、右が飛び出すって仕組み。
動作はとても滑らかで、引っかかりはまったく無く驚いた。

周辺には上り坂がないため、ローギヤの効果は実感できなかった。
ハイギヤはかなり効果的で、青梅街道を24~30km/hで巡行可能と感じた。
実際にはサイコンが付いてないから、あくまでもHB-6の走行イメージから比較した印象だが(笑)。
しかし、ローギヤとのギヤ比が1.65倍というのは開きすぎで、操作に慣れない身では、充分な速度域での変速ができず、結果として過負荷なギヤを踏んでいた感じ。
極小径車の宿命で、滑走時の速度低下が激しいのも原因だね。
僅か15分ほどの試乗にもかかわらず、膝に違和感を覚えてしまった。
和田さんたちとも話したのだけど、間にもう1速欲しい!ってのが一致した見解(笑)だったな。

スピードドライブはスイス製で、数もあまり作っていないらしく入手難とのこと。
しかし、サイクルハウスしぶやさんと一緒に10セット単位で発注するようにしたところ、優先してリリースされてはいるらしい。
また、ブロンプトンにドンピシャなサイズが来週あたり入荷する予定だそうで、比較的早い納期で改造可能らしいよと、ここでも宣伝しておきますね(笑)
反面、インター8の在庫が尽きております。
バックオーダーになってる方々、暫しお待ちをってコトのようです。
シマノさん、供給頑張ってくださいませ。


とまぁ、とりとめなく書きましたが、噂通りKOMAは普通の自転車として乗れるものでした。
HB-6に比べるとホイールベースが大きく車高もあるので、見た目と重さのギャップもほとんど感じず、重いとは思わなかったのも意外でした。

HB-6に慣れた身には、費用対効果薄いですが…(苦笑)。
ちなみに、KOMAの予定価格が上がったのは、材料費の高騰により台灣パシフィックが値上げしてきたからということらしい。
発注単位を多くすれば、ヴァリューディスカウントが可能かも知れないけどね。
また、HB-6に比べれば、遙かに売れてるそうです。
既に20台近く売ったらしく、7月度でさえ販売ベスト3に入ってるとのコトですから。
1ヶ月でHB-6の1年分なんだって…。
折り畳み展開も簡単で、狭いスペースに自立するし、折り畳み状態でも転がせる。
しかも、ママチャリ感覚の走行性能。
ホント、KOMAは良い自転車ってことですね!
なんか、提灯記事っぽくなったけど、これは実感です(笑)。

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