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2005.07.31

ピンホールカメラ

サマーキャンプへ行っていた長女H氏をピックアップして、理科実験教室へ行って来た。

今日のテーマは、ピンホールカメラ。

黒の工作用紙には図面が印刷されていて、切り抜いて両面テープで組み立てるだけの親切設計。

ピンホールは、重ねたアルミテープに虫ピンで穴を開ける。
紙ヤスリでバリを取り、虫眼鏡で拡大しながら、虫ピンの先でまん丸に穴を整形するのがミソ。

スクリーンはプラのトレーシングフィルムを利用。

右が完成写真。

この筐体はレンズ式カメラと共通設計だそうで、真ん中の筒がピント調整枠になっている。
筒の先にある四角い枠にスクリーンが貼られていて、ここに結像する。

左がカメラ本体。手前の銀色の四角が、ピンホールを穿ったアルミ板。

原理の解説は、自然大好き!というHPの「ピンホール望遠鏡」ページがわかりやすいと思います。
応用に関しては、ニコンの「一眼レフ入門」が参考になります。

ピンホールカメラは上記リンクにある様に、ピント調節は必要ない。
ピンホールレンズとスクリーンの距離の変化が、そのまま画角の変化となる。

右の黒い蓋は、ピント調節枠の後ろに填めて、カメラ内を遮光するためのもの。

スクリーンがある場所に両面テープで印画紙を貼りつけ、ピント調整枠をカメラ本体へ納め、後ろから蓋をする。
ピンホールレンズには布テープで遮光幕を付けて、シャッターとする。
勿論、印画紙の装填は暗室で行い、印画紙を感光させない様に注意する。

作例を示す。

講師の方々が事前に実験されていて、曇天の今日は露光時間20秒と指示されていた。
時計を持ち歩かないので、長女H氏が適当に数えて露光時間とする。

印画紙は露光量が多い箇所が黒く感光する。そのため、ネガ画像となっている。
また、現像工程が楽な黒白写真を使っているね。
これを反転させるとポジ画像になる。

印画紙の現像も子供たちができるようになっていたが、H氏は背が足りずスタッフに手伝ってもらった。
小学校高学年向きの講座だったので(苦笑)。
ポジ画像にするための反転も体験。ネガ画像に印画紙を重ね、ガラス板に挟んで電球で感光させるという方法をとった。


午後までかかるイベントということで、今日はみーちゃん氏が朝からお弁当を作ってくれた。
ピクニック気分で、H氏とふたりお弁当に舌鼓をうったりと、なかなかに充実した楽しい日曜日だった。
勿論、H氏も大満足だったそうだ。

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