旧いPCの活用
OSのバージョンアップが面倒で、いまだにWindows95を使い続けている。
タイムスタンプから見当を付けると、かれこれ8年と1ヶ月の間、クリーンインストールというものをしていない。
しかし、マザーボードはその間に4世代、CPUが5世代、HDDも3世代の更新をしていて、その都度データのコピーでこれまでやって来てしまった。
IE6とWMP9がWin95へ対応されなくなって、認証制のマルチメディアデータは見られない。
以外は、特段不都合を感じていない。
さて、IBM Aptiva D1JをFax受信機とプリントサーバー兼用で使っている。
常時通電のため、OSはWindowsならNT系を使うべきだが、ライセンスが勿体ないのでプリインストールのWindows98のまま利用している。
こちらも、OS再インストールの記憶がない。アプリケーションインストール時の不具合の対処などは、直接レジストリやINIファイルを触ったりしてなんとかしてきた。
先日、不要なハードウェアドライバをアンインストールして、より動作を安定させる試みをしたところ、一部レジストリ情報がアンインストールされず、起動時に「ドライバが無い」といったメッセージが出るようになった。
Windows95や98は、通常起動ではMS-DOSの日本語表示ドライバの読み込みが後回しされるため、起動中のエラーメッセージは2バイト文字が化ける。
再起動時にF8オプションで“STEP BY STEP CONFIGURATION”すれば、エントリの順序通りにドライバが読み込まれるので、Windowsドライバのエラーメッセージは正常表示される。
エラー内容は、TURBOVCD.VXDとTURBOVBF.VXDが無いというものだった。
レジストリとSYSTEM.INIを編集し直したが、TURBOVBF.VXDが無いというエラーが消えない。
調べると、TURBOVBF.VXDはRockwell SemiconductorのHCFモデム関係の仮想ドライバで、COMポートを提供するものらしい。
Aptiva D1JにはPCIスロットへHCFモデムが標準搭載されていた。このモデムドライバのアンインストーラが不出来で、レジストリかINIファイルかにエントリが残ったのだろう。
起動時にエラーメッセージが出ても、Enterキーを押せば先へ進ませられる。しかし、気持ち悪い(苦笑)。
AptivaのバックアップCD-ROMからTURBOVBF.VXDをSYSTEMフォルダへコピーするにも、単独で取り出すのは面倒そうだ。
ネット上で探してみることにした。
某有名国内ブランドの内蔵モデムドライバに同梱されているのを見つけた。
LHAの自己解凍タイプで、再圧縮もされていない。と、INFの内容もしっかりしているので、ドライバ自体をインストールして、アンインストールすれば、レジストリに残ったゴミも無くなるのではないか?
やってみると案の上で、起動時のエラーは無くなった。勿論、TURBOVBF.VXDもHDD上に無い。
不要なドライバも無くなったことだし、より安定化させるためにAtmosoft WinCooler 1.02も導入した。
Aptiva D1JはACPIに対応していないため、CPUのHLT命令を使った省電力機能が無い。
そこで、アイドル状態が多い使い方でもあるから、WinCoolerをインストールした次第だ。
月に2度は勝手に再起動されていたが、これでより安定動作するだろうか?
暫く様子を見ることにする。
| 固定リンク