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2005.06.16

ZEROBIKE 修理完了

破損したゼロバイクのステムは、販売店のご厚意で、使えるものを安く譲っていただいた。

並行輸入品のために新品のリペアパーツの確保が難しいようで、完成品から部品取りしたものらしい。
チューブに随分傷があるから、不具合品から外したのかも知れない。
勿論、傷のことは先に知らされていた。思いの外に多かったけどね(苦笑)。


昨年からゼロバイクの並行輸入品がバラエティショップなどへ流れ、正規品希望小売価格の30%ほどでオーナーになった方はさぞ多いだろうと思われる。

この折り畳み自転車をママチャリの様に普段使いされるユーザーは少なかろうが、並行輸入品は壊れても部品の入手性が悪いため修理が難しいことは承知されていた方がよろしいかと思う。

勿論、販売店が独自に部品を確保されていれば、問題ない訳だけど。


ちなみに、正規品のわかりやすい特徴は次の通り。

1.ハンドルステムやメインフレームにロック確認を促す日本語表示の黄色シールが付く

2.ハンドルパイプには両端に(U字ステム内側にも)エンドキャップが付いている

3.シートステーとチェーンステーとを繋ぐ“Diagonal Tube”と呼ばれる部品の色がフレーム同色

4.折り畳み手順の解説ビデオが付属する


さて、届いたステムへの交換作業は、道具さえ揃っていればいたって簡単。
ハンドルが着脱式だから、ブレーキ周りを触る必要がないのは助かる。

写真2枚目の様に、ヘッドナット、クイックリリースバンド、ロックリングナット、ステム回り止めワッシャの順に外せば、ステムをコラムから抜ける。

ヘッドナットは、クイックリリースを締めておけば手で外せるだろう。モンキーレンチがあれば更に簡単だ。
クイックリリースバンドは、プラスドライバーで外す。
ロックリングナットは、HOZAN-C-205、S型BBロックリング用レンチを使った。

これら4点の小物部品は、チューブ下端のイモネジを外さないとステムから抜けない。
イモネジは1.5mmのアーレンキーで弛める。

組立は逆の手順をとれば良い。
ロックリングナットの締め具合でステム上げ下げ時のスムースさが変わるので、そこは調整要素だが。
また、コラムはスチールなので、防錆の意味でもグリスを塗りつけておいた。


出来ればステムチューブと突き出し部との接合部にカーボンを巻くなど補強を施したいが、材料や工具を揃える代金がゼロバイクの購入価格分を上回ってしまいそうだ。
安かろう悪かろうの典型なのだろうか?困ったことだ(苦笑)。

ちなみに、今回の不具合は、走行120kmほどで発生した。
600kmを超えてもタイヤ以外に問題は無いHANDYBIKEと比べ、ZEROBIKEは見た目通りヤワな自転車と言えるな(笑)。

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