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2005.06.28

BSアニメ夜話:未来少年コナン

昨夜、珍しく自分の意志でテレビ番組を見た。
特に番組チェックを行ってたわけでもないのだが、昨日の夕方に偶然番組の存在に気付いた(笑)。

NHK BS2のBSアニメ夜話だ。

未来少年コナン」の文字に反応した。

この番組で知ったのだが、未来少年コナン宮崎駿さんの初監督作品にあたるのね。

未来少年コナンは、昭和53年にNHKが初制作するテレビシリーズアニメーションとして26話構成で製作された、極めて完成度の高いアニメ作品だ。
個人的には、この作品はジャパニメーションの頂点であり、今後も不動のものであると確信している。

先週土曜日、偶々BS日テレで劇場用に再編集された未来少年コナンをやっていて、娘達と夕食を摂りながら眺めた。
劇場版は初めて見たのだが、この映画の監督は宮崎駿さんではない。
テレビ版のダイジェストという劇場版の制作方針を嫌った宮崎駿さんは、一切タッチしなかったのだそうだ。
内容はテレビ版の質の悪いダイジェスト作品でしかなく、この劇場版でしか未来少年コナンを見ていない方がいたら不幸と言えるほどだ(苦笑)。


さて、昨夜のBSアニメ夜話に戻る。
未来少年コナンで作画監督をされた大塚康生さんがゲストだった。
色々な裏話を語られていた。

Aプロダクションから日本アニメーションへ出向中の宮崎駿さんが、未来少年コナンで初演出(監督)を手掛けるにあたり、大塚さんへ直接作監をお願いしたらしい。
おれは鉄平のレイアウトにうんざりしていた時期だったそうだが、仕事虫の宮崎さんが演出する作品に加わることには躊躇があった様だ。
なんでも、朝3時に帰宅しようとすると、「もう帰るの?」と宮崎さんが言ったとのことだ。
ちなみに、始業は朝の9時…。

大塚さんの話で吃驚したのは、未来少年コナンの絵コンテは殆どすべて宮崎駿さんが描いたものだということ。
それだけではなく、原画もかなりの枚数を宮崎さんが描いている。
特にヒロインのラナは、ほとんどを宮崎さんが描いていて、大塚さんに対して駄目出しすることも多かったそうだ。

未来少年コナンのエンディングのクレジットでは、絵コンテを宮崎さん他5名のアニメーターが担当したことになっている。
高畑勲、とみの喜幸(富野喜幸)、早川啓二、石黒昇、奥田誠治という錚々たる顔ぶれである。
単独クレジットは外注という形で依頼したものらしいが、外注手数料は支払われたものの、殆どを宮崎さんが描き直してしまったとのことだ。
それほどまでに、宮崎駿がこだわりぬき、全身全霊を注いで製作したアニメーションがテレビシリーズ未来少年コナンということらしい。

食事を「ガソリン補給」と呼んで、食事を摂りながら製作を進める宮崎さんは有名らしいが、仕事も尋常でなく速い人らしい。
週一のシリーズアニメの絵コンテを描き直せる人など、宮崎駿以外いないだろうとのことだが、場面設定画もものの1分で描き上げるほどと言う。

子供の頃、アニメ雑誌などで宮崎さんの場面設定画を幾度か見た。
素晴らしいデッサン力と緻密な描写、にもかかわらず動きも感じさせられる素晴らしいものだ。
あれを1分程度で描くのだから、一人でアニメーションを作ることも可能だったのかも知れない…。

あれほどの才能の方が大病もせずに第一線で活躍されているのは、僕らにとってホント幸運なことだよね。

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