BB交換 その2
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左写真が取り外したBBと交換に使ったSHIMANO BB-UN53 68JIS 118mm、そしてBBリムーバーTL-UN74-Sに30cmのモンキーレンチと100均のプラハンマー。
TL-UN74-Sの右にあるのは、クランクのフィキシングボルトと水道蛇口用の塩ビワッシャー。
他に、HOZAN-C-205、S型BBロックリング用レンチを使った。
BB交換もきちんとした工具が揃っていれば、短時間に行うことができる。
まず、右上の写真の様に、S型BBロックリング用レンチで左ワンのロックリングを反時計方向へ外す。
フレームを傷つけないように、レンチが直接塗面に当たる部分にはセロテープを貼っている。
この時、プラハンマーでレンチをしたたかに叩いてロックリングを弛めた。
次にTL-UN74-Sを嵌合させて、モンキーで左ワンを反時計方向へ弛める。
作業中TL-UN74-Sが外れないよう、フィキシングボルトと水道蛇口用の塩ビワッシャーを使ってBBに軽く固定している。
尤も、ロックリングが弛めば、左ワンは比較的すんなり弛められるので、TL-UN74-Sの脱落に神経を尖らせる必要もないが。
最後に右ワンを弛める。左ワン同様にTL-UN74-Sを嵌合させ、脱落防止を施す。
JIS仕様なので、左ワンとは逆に、時計方向へ弛めてゆく。
右ワンの嵌合はかなり強固で、ロックリング同様にプラハンマーを使って衝撃で弛めた。
そのため、TL-UN74-Sの脱落防止はかなり有効だ。
HANDYBIKEのフレームは塵芥が入り込み難い構造で、BBを外した跡はかなり綺麗だった。
BB部でフレームにベントが付いていて、強度アップのため底にディンプルがある。
そのため、利用できるカートリッジBBの直径に制約ができる。
当初はTANGEの製品を使う予定だったが、胴が太く干渉するとのことでシマノへ変更したのは、前回記述した通り。
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但し、カートリッジBBは球押し調整の必要がないので、左ワンにロックリングはない。
チェーンラインを外に出すため、標準の軸長だった108.5mmから118mmへ交換した。
しかし、検討が不十分で長すぎた(苦笑)。リアコグはシングルなので大した問題ではないが、113mで充分だった様だ。
次回交換の際には、より軽量なBB-UN73の113mmへ変更しようと思う。
そんな訳で、左図の様にBB軸回りがなんか間抜けな感じになってしまった…。
状態を見るため、58Tと50Tそれぞれで、5.4km累積高低差230mのコースを一回りしてきた。
段差の乗り越えや、30km/lオーバーのダウンヒルもあったが、特に異常は見当たらなかった。
漕ぎもやや軽くなったかな?って感じ。
最後に、今回交換したパーツは次の通り。
・BB ノーマル(280g) => BB-UN53 118mm (310g)
・クランク GT MICRO 135 (440g) => RECHEY LOGIC 135mm (340g)
・ペダル VP-116S (580g) => SR SUNTOUR PL-NL-150 (470g)
尚、ペダルまで交換したのは、新しいクランクがロープロファイルのストレートタイプで、ペダル軸が極端に短いVP-116Sでは漕ぎにくいのと、クランクの色がシルバーになったので、黒いペダルが良いと感じたためです。
ところで、BB-UN53の左ワンって樹脂だけど、嵌合がきつくてピッタリねじ入れられなかった。
あまりトルクかけると壊してしまいそうで、鍔とフレームの間に少し隙間ができているよ…。
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