DVカメラでアナログレコーディング
今日からAチャンネルは、「ひとめあなたに」の第三回を配信中です。
お借りしたカセットテープを、高音質でPCM録音したい。
1985年製のAKAI GX-9を使って再生し、録音にはYAMAHA DS2416を使ってきた。ところが、諸事情でメインPCを録音に当てられない。
そこで、DVカメラのD/A変換を使ってアナログレコーディングをしてみた。
カノープスのDVキャプチャボードDVRaptorには、DVの音声規格である48kHz 16bitサンプリングでステレオPCM録音できるアプリケーションが提供されている。
写真がそのインターフェイスで、Raptor Audioというシンプルなツールだ。
カセットテープデッキのアナログ音声を手持ちのDVカメラの外部音声入力端子に繋げて、カメラのDV端子でDVRaptorへi.Linkすれば準備完了。
DVカメラはソニーのDigital8を使っている。Video8テープ(8ミリビデオ)にDV規格で録画するビデオカメラで、ソニーの良心と言える製品だ(笑)。
使用するテープ以外は、DVカメラと同じ機能だ。
DVカメラは、アナログ-デジタル変換器として機能する。
入力されたアナログ信号は、リアルタイムにDV端子からデジタル出力される。
DVRaptorからPCへ入力された信号を、Raptor Audioでファイルとして保存する。
カセットテープデッキはシンクロ制御できないため、録音データは前後に不要な部分ができる。
Sound Forgeなどのツールで不要部分をカットし、オリジナルを損なわない程度に波形成形し、必要に応じて周波数変換すれば、高価なサウンドボードを使わなくても高音質でアナログソースをデジタルレコーディングできるという次第。
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