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2005.02.14

マツダ新型プレマシー

マツダの新型プレマシーに試乗した。

スタイリッシュな格好の良いエクステリアながら、後席両側スライドドアを採用し、オートクローザーは標準、更にオートクローザーに加えて両側電動スライドドアもオプション設定と、使い勝手にもとても気を配った意欲的なパッケージングだ。

乗り味も固すぎず軟らかすぎず、節度の良いサスペンションに、滑らかで力強いエンジンと、かなり好印象な車だった。

しかも、価格が意欲的。とても安いのだ!
う~ん、これはモビリオの買い換え候補として、一躍最有力になった感じだ。

但し、非常に残念なのは、スポーツタイプ以外では横滑り防止機構+トラクションコントロールと言う、雪道などで4WD相等に効果が期待できる装備が追加できないラインナップなこと。
このオプションが税別5万円と格安なだけに、とても残念!

スピードを競うような車でもないのにスポイラーなどを付けるのは趣味ではないボクにとって、エアロパーツは邪魔でばかっぽいケータイストラップの様なもの。
特にプレマシーは20C,20Fの方がすっきりしてて格好良く見えるので、せめて20CにはDSC+TCSオプションが選択できるようにして欲しかったな。


エクステリア
このクラスのミニバンの中では、一番格好良いと感じたデザイン。
特にエアロパーツが付かない、20Cや20Fが流麗で好ましい。

マツダらしいフロントマスクは精悍で、リヤビューもコンビネーションランプを高い位置に持ってきたにも関わらず腰高に感じさせず引き締まって見えるデザインは、秀逸とも思える。

後席両側スライドドアを踏襲しつつも、スタイリッシュなサイドラインが崩れていない。
尤も、ラフェスタやモビリオの様にスクエアな形の方が、キャビンの容積は大きくとれるけど。
しかし、サードシートに座っても、ラフェスタやアイシスに比べて特別狭いとは感じなかった。

スライドドアの開口幅も充分で、モビリオよりも広いからサードシートへのアクセスも現実的。
モビリオはセカンドシートが独立スライドじゃないこともあって、セカンドシートにチャイルドシートが付いていると、サードシートへのアクセスはリヤゲートからになる。


インテリア
直線的で黒に燻銀のカラーリングはとてもスポーティかつSFチックながら、マツダらしいと感じるインテリア。
20Cのアイボリーに近いオリーブカラーのファブリックとのマッチングも良い感じで、わが家としては好印象。
しかし、一般的には安っぽく感じられるかも知れない。

使い勝手に悪いところは感じられなかった。
2万円と高価ながら、センターダッシュボード上にカーナビ用のディスプレイ専用ポケットも後付けできるし、拡張性も高いと評価する。

ステアリングは上下のチルトに加えて、前後のテレスコピックも標準装備。
前列シートも競合他車に比べて大きく、やや硬めなサポート感は欧州車っぽい。
自由度の高いハンドルアジャスターのお陰で、ドライビングポジションはすぐに良い感じに決まった。

シフトレバーの位置や操作感は、ホンダストリーム,トヨタウィッシュ,トヨタアイシスと全く一緒と言って良いかな?
しかし、それら3車種のベーシックモデルがベンツタイプのゲート式4ポジション(D,3,2,L)に対して、プレマシーはグレードに関係なくポルシェティプトロマティック式の変速レバー。
どっちが使いやすいかって言うと、好みの問題程度かな?
ファミリーカーでも上級グレードに多いCVTに6または7ポジションという設定なら、どうしたってティプトロマティックタイプだろうけど、プレマシーはトルコンタイプ4速オートマチック4ポジションなんで、ベンツタイプのゲート式でも問題ないよね。
むしろ、CVTモデルが将来追加される布石かも知れないね。

セカンドシートを2+1として、基本は1人掛けの所謂キャプテンシートが2つ、必要に応じて補助シートを展開するってなデザインは、4人家族のわが家にとって使い勝手は良さそう。
しかし、折角中央席座面が左のキャプテンシート座面下へ格納されるなら、中央席の背もたれもどこかに格納されて欲しかったな。
例えば、外してサブトランクボックスへ収納ってなデザインだと、セカンドシート中央に充分なウォークスルーが確保されて、よりサードシートへのアクセスが楽になっただろうと感じる。
と言うのも、セカンドシートに二人分のチャイルドシートを付けるとすると、セカンドシートは殆ど動かせなくなるからね。


ラゲッジスペース
ウィッシュやストリームよりは広く感じる。
ラフェスタやトラヴィックよりは、やや狭いかな?
特別タイヤハウスの処理が上手な訳でもなく、それなりにリアは絞り込まれたデザインだから、サードシート周りはミニマム。
とは言え、アイシスより6センチもサードシートを幅広にできているのは評価できる。
いや、クラス中最高の広さに値するのかも知れない。
そうは言っても、トラヴィックには及ばないけど。

モビリオは、7人乗車でも、更にA型ベビーカー2台をトランクスペースに収納できる。
スクエアデザインのなせる技だが、200万円台前後の7人乗りミニバンで、そういったラゲッジスペースを確保できる車は残念ながら無い。
そのため、ストリームやウィッシュ程度にラゲッジスペースが確保できていれば、まぁいいかって感じてはいる。


ドライブフィール
20Cに試乗したが、アクセラと同じ2000ccエンジンはスムースで静粛性もまずまず。
漏れ聞こえるエンジン音も心地よいもので、ストレスは感じなかった。

サスペンションフィールはラフェスタに似て、やや硬めながらリニアリティが高く収束も速い、スポーティかつ不快な感じのないものだった。
最も重視するヨーロッパ市場を見据えたチューニングだそうで、ヨーロッパのルノー傘下となった日産と考え方がよく似ているのかも知れない。

ラフェスタがCVTを採用して、却ってドライブフィールを悪くしているのとは対照的に、オーソドックスな4速ATと評価の高いアクセラの4気筒2000ccエンジンとの組み合わせは、安定した足まわりと相まって、ドライビングを楽しめる車になっていると感じた。

視界も広い。
このクラスでは、ウィッシュが最小、次にアイシスとストリームが同程度、ラフェスタとプレマシーが一番広い部類って感じ。
トラヴィックやモビリオもかなり広いけどね。
充分余裕をもって運転できる視界が確保できていた。

各車の試乗では急制動をテストしていないので、ブレーキ性能は今ひとつ違いが分からない。
標準グレードではマニュアル変速操作ができず、エンジンブレーキが期待できないラフェスタ以外は、基本的にエンジンブレーキを多用する運転をしている。
スポーツを意識したドライビングでもないので、ブレーキ性能に不満を持った車はなかった。

運転が愉しい車でした。


総評
メーカーが売れ筋としているのは20Sだそうだが、20Cの完成度は高いと思う。
20CにDSC+TCSオプションが選択できれば、言うこと無いのだが…。

20Cは標準でも充分な装備にもかかわらず、価格が非常に安価なのも魅力的だ。
メーカー希望価格で算出しても、諸費用込み総額で210万円台前半という廉価ぶり。
登場したばかりとは言え、決算期にもあたり、ディーラーによっては200万円を切るプライスをだして貰える感触だった。

エクステリアデザインが格好良いし、乗り心地も悪くない。
ドライブフィールも良好で、使い勝手も良さそうだ。
セカンドシートの2+1というコンセプトは一長一短だが、わが家では特に問題としていない。
買い換え最有力候補に急浮上した感じだ。


そうそう、フォードの新型フォーカス、ボルボの新型V50やS50とプラットホーム、エンジンを共有するため、それら部品はワールドワイドで月産200万台規模に登るらしい。(話10分の1ってやつ?)
そのお陰で、バーゲンプライスとも思える価格設定が実現出来たのだそうだ。

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