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2004.12.01

Microtek ScanMaker II sp 修理

フラットベッドスキャナの調子が悪い。

マイクロテックのスキャンメーカーIIspという機種で、1994年の春に秋葉原のぷらっとホームで購入した。

当時、PC/AT互換機でフラットベッドスキャナを使うには、SCSIで接続するかプリンターポート(パラレルポート)で接続するかのどちらかで、更にWindows3.0もしくは3.1用のドライバも提供されている製品となると、数えるほどしか無かった。

TWAINは提供されていて、対応するスキャナとして選択肢に入れていたのは、HP ScanJet 3cとMicrotek ScanMaker IIだったと思う。
どちらもSCSI接続の製品で、アップルのマッキントッシュ用として先行発売されていたものだ。

海外でも$1,000を超える高価な代物で、日本では20万円以上のプライスタグが付けられていた。

当時のボクはDOS/V&Windows(3.1)バブルとも言える状況で、ソフトウェアや周辺機器にお金を注ぎ込んでいた。
カーマニアがチューンナップパーツを買い漁るような感じだったと思う。

その頃のメインPCは、Intel 486 DX2 66MHzが搭載されたIBMのキットで、520MBのSCSI HDDを搭載し、メモリは16MBだったと思う。70nsecのFP-DRAMかな?
で、その構成に掛かった費用は25万円ほど。17inchのCRTとページプリンタも一緒に買った。
MS Windows3.1JとIBM PC-DOS 5も含めて、総額で50万円近かったと思われる。

それでも、マッキントッシュで同じレベルの仕様で揃えようとしたら、100万円でも足りなかっただろう。


スキャナを買うことにした理由は忘れてしまった。
秋葉原でも、フラットベッドスキャナを店頭在庫しているお店はほとんど無く、探し回った記憶はある。

ScanMaker II spを選んだのは、1パススキャンで600dpiの光学解像度、そして決定的だったのは、Adobe Photoshopがバンドルされていた点。
当時のヴァージョンは2.5で、ちゃんとした日本語版だった。勿論、16bitアプリケーション。

ちなみに、当時はカラースキャンを実現するために、光の三原色分フィルターを換えて、3回スキャンして合成する方式、3パススキャンって機種もあったんだよね。
ヘッドが行って戻ってを3回繰り返すわけで、A4フルサイズをスキャンするなんてことになったら、5分以上も待つなんて普通だったな。


前置きが長くなりました…(苦笑)。

スキャンヘッドがスムーズに移動せず、駆動用のステップモータが脱調する不具合が見られるようになった。
脱調すると、その部分の画像が寸詰まりになってしまう。
それでも、何度か再スキャンすれば正常に戻っていた。

今日は再スキャンしても駄目で、プレスキャンでも脱調してしまう。
何らかの過負荷で脱調している感じ。取り敢えず、分解してみることにした。

パネル上部にあるプラスネジ2本と、六角穴付きボルト2本を弛めれば、写真のように筐体がすっぽりと外れる。
ガラスは筐体に両面テープ止め。この辺りはアバウトな作りかな?

高価だったことはあって、バイポーラのハイブリットステッピングモータで駆動されている。
HBステップモータは、歯車状の回転子に永久磁石が挟み込まれているタイプで、応答性が高く発生トルクが大きい。また、励磁されていなくても、位置を保持しようとする力(ディテントトルク)を持つ。

高性能なモータに相応しくと言えるか、駆動プログラムもTWAIN32リリースに合わせてファームウェア更新があった。
当時は外神田にマイクロテックの日本法人があって、直接持ち込んでROMを交換してもらった。
そのアップデートは画期的で、スキャンスピードが格段に向上して感動したものだ。

カラーキャリブレーションも本格的。
工業用のカラーターゲットkodak Q-60R1(Agfa IT-8)が付属していて、これをスキャンした結果とプリセットデータとを比較して自動キャリブレートされる。

ちなみに、プレスキャンに掛かる時間は18秒。
600dpiでレターサイズをモアレ除去フィルタ付きでスキャンしても、65秒でデータ転送までを終える。
画質や解像度には見劣りを感じるようになったが、それでも十分使用に足る性能だ。


さて、不具合の原因は、11年間本体内に堆積した埃によるものだった。
スキャンヘッドのガイドレールに塗布されたオイルに埃が付着し、それが固化したために負荷となっていた。

スキャナ内の掃除をし、ガイドレールのオイルを塗布し直して修理完了。
不具合は完全に解消された。

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