南京大虐殺「歪曲」
真偽は置くとしても、戦争に於いてはしばしば虐殺行為が横行する。
捕食以外の目的で生命を弄び、なおかつ同族さえも手に掛けられるのが人間の特徴の一つだ。
大虐殺と言うと、アウシュビッツや731部隊などの単語が連想されるが、その残虐性と大量殺人・破壊と言う両観点から思えば、広島・長崎の原爆投下や焼夷弾による都市への無差別絨毯爆撃、枯れ葉剤と呼ばれる毒ガス弾による無差別絨毯爆撃など、20世紀に米国軍が得意とした無差別大量破壊作戦ほど恐ろしいものは少なかろう。
木造家屋が密集した都市に対して、焼夷弾を絨毯投下して焼き尽くそうという発想には驚愕する。
焼夷弾というのは、原油や重油、揮発油やテルミットなどの焼夷剤を炸薬で発火させるタイプの爆弾で、広範囲に高熱の炎をまき散らして対象物を焼き尽くすために開発された爆弾。
火炎放射器を持った無人ロボットが市民を焼き尽くしてゆくなんて残虐描写がSF小説などにあるが、爆撃機で市街地に対して焼夷弾を絨毯爆撃するという行為を繰り返したんだよね。あの国は…。
広島や長崎に対しての原子爆弾の投下も戦争終結を決定付けた要因とは思えないし、戦争終結のためと赦される行為とも思えない。
対都市攻撃における原子爆弾の効果を確認すると共に、戦後のパワーバランスを睨んで実施された作戦であったに過ぎないだろう。
米国の属国と言われても否定が難しそうな我が国だが、国家同士はある程度距離を置いてつきあう必要があるだろうな。
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