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2004.09.01

Windows と Mac OS

毎度セキュリティーホールが発見され、その脆弱さを指弾されるWindowsだが、このOSが欠陥品と考えるのは早計。

無駄がまったくない組織などありはしないように、数々の機能を内包し連携動作させているプログラムであるOSも、規模が巨大になりすぎて無駄な箇所や脆弱な部分を潰しきることは不可能に近いことだと思われる。

Windowsと同じ機能が提供できるOSにUNIX系の製品があり、最も身近なものとしては Mac OS X がそれにあたる。

Mac OS X は Windows と同等な機能をユーザーに提供する。
同じように、そのプログラム規模は巨大であり、無駄や脆弱性を内包しているのは間違いない。
しかし、コンピューターウィルスの脅威を、ユーザーはそれほど感じていないだろうと思える。

それは何故か?
答えは、Mac ユーザーがマイナーだからに過ぎない。

コンピューターウィルスの作者は、その効果を直接確認することは殆どない。
被害が拡大し報道されることで、その効果を確認し満足を得るわけだ。

ユーザー数が少なければ、ウィルスがもたらした被害も膾炙することはなく、ウィルスを作り出した犯罪者は愉悦に浸ることができないという次第だ。

コンピューターウィルスはプログラムであり、1つのウィルスがあらゆるOS上で動作し機能することは殆ど無い。
Windowsのセキュリティホールを利用するには、Windowsのプログラム上で動作するようにコーディネートされていなければならず、Windows用のウィルスが Mac OS X などで動作することは無い。
しかし、Java やマイクロソフト Outlook、Word や Excel 上で動作するマクロなど、OSが違っても、アプリケーションという形態で利用されるプラットホームが存在する。
それらプラットホーム用にコーディネートされたウィルスは、OSの違いに関係なく、ターゲットとなるアプリケーション上で猛威を奮うことになる。

という次第で、セキュリティに気遣うことなくコンピューターウィルスの被害をできるだけ回避しようとするなら、マイナーな環境を利用するのは効果がある。

個人での利用なら、Mac を使って Netscape をブラウザとメーラーに使うなどすれば効果が高いだろうと思われる。
デメリットは、Windows用のソフトウェアが使えないことぐらいだ。
わが家のように、Windows3.1 時代から購入しアップデートし続けたソフトウェア資産があるのならば Mac への切り換えは厳しいが、大してソフトウェアを持っていないなら、なんのデメリットも無いように感じる。


何度か書いているかも知れないが、メインで使っているPCのOSは Windows 95 だ。
このブログもHPも、殆どを Windows 95 上で作成している。
Windows XP で出来ることは、Windows 95 でも殆ど可能だ。
しかし、最新のアプリケーションを使うことはかなり難しくなっている。
かつてアプリケーション側が担っていた機能をOSが用意する様になって来たからだ。
しかしながら、Windows 95 で事足りると言うことは、ここ10年近くPCで出来ることはあまり変わっていないということなのである。
この傾向は、今後も変わらないように思えるのだ。

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