三菱自工は、ラリーの実績をアピールしてイメージアップを図りたいらしい。
にしては、WRCでの実績が芳しくなく、昨年同様に活動を休止して、来期に向けた開発に全力投入するのだそうな。
実戦でのデータはとても貴重なはず。
新型車を投入すればすぐに勝てるものではない。
あれだけ強かったプジョーだって、ベース車両が新しくなった当初は苦戦している。
尤も、レースを重ねる事に問題点が丁寧に潰されて、結果が出てきているけどね。
先シーズンをまるまる休んで開発したクルマが今シーズン勝てなかったのは、問題点をフィードバックして改善していく力が不足していると穿った見方をしてしまう。
常にトップダウンで、これで絶対!悪いわけがない!!なんて感じで、下々の意見を却下し続けた結果にできあがった体質は、製品同様に完治することなど無さそうに思える。
販売店のピットは、深夜にかかわらず煌々と明かりが灯っている。
整備スタッフは、連日午前様だ。やってもやっても、リコール作業をこなし切れないという。
メーカーから作業費用が支払われるが、到底割りに合う金額ではない。
問題が起こる以前なら、車検代行などを受けて、常識的な就業時間の中で必要充分な利益があった訳である。
反面、セールスは仕事がなく、歩合のないサラリーは悲惨である。
労働基準監督署は、即刻三菱ディーラーの抜き打ち調査を行うべきだな。
死者が出る前に。
岡崎にある分はトヨタが面倒を見てくれるそうだね。
問題はパジョロで、これがぽしゃると、かつての炭坑町じゃないが、一つの地方都市が消えるのだそうな。
イスズが自家用車から撤退した時、それなりのゴタゴタはあったはず。
今となっては過去の出来事。
ジェミニもピアッツァもすっかり見かけなくなった。アスカなんてのもあったな。
自由競争だといって個人の責任を重視して、社会福祉などの予算を削る方向にある日本は、大企業保護に関しては過剰に積極的。
必要とされなくなったものは消えて行くのが自由競争社会の摂理だけど、影響が大きすぎると言って無駄なものを無理に残そうとするのは、結局、問題の先送りでしかないのだが…。
銀行にしても、不良債権の規模が不明朗な状態を黙認して合併を勧め、個々の銀行規模を巨大化させることによって、本来経営破綻して消え去ってよかったものを助けてしまった。
そしてまた、大きくさせてもどうにもならなかったからと、もう助け続けなければ仕方ない状況にまで肥大させている。
個々に経営破綻させていれば、そこで精算できたものを…。
規模の小さいものに対しては、容赦がないんだけどね。
結局、利権が複雑に絡んでいるんだろうけどさ。
第二次世界大戦でリセットされた日本は、再び財政破綻の形でリセットされるのだろう。
巨大に膨れ上がっている国の債務は、既に精算不能な金額である。
これを解消するマジックは、やっぱりスーパーインフレしかないってことで、それをやり易くするために、民間銀行の巨大化を進めているってことなのだろうなぁ。
金が高騰したら、始まるんだろうね…。