2009.07.13

第6回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム

第6回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムに参加してきた。

昨年までは平湯峠からのスタートだったが、今年から岐阜県警の協力の下、国道158号線沿いの殿下平がスタート地点となり、4.4km伸びて合計距離18.8km、標高差1342mのヒルクライムレースになった。

計算外だったのは、スタートから400mほどがパレード走行だったこと。
集団走行の経験が少ない114名の参加者が2列縦隊でそこそこな斜度の登り坂を並んで走ると、どうしても列が長く伸びてしまう。ほぼ最後尾スタートだったから、それなりにタイムを失った感じ。
並びの位置取りをもっと考えればよかった(苦笑)。

スタート時点は薄日も射して意外に暖かかった。畳平の気温6度の予報を警戒して、インナーに長Tを着ていたが、スタート直前ながら汗ばんできたので脱ぐことにした。
脱いだTシャツは、応援に来ていた坂隊の隊員さんにお願いして畳平まで持っていっていただいた。ありがとうございました。
コースは森林限界より上は冷たい強風が荒ぶいていたが、結果として、レース中は半袖ジャージ1枚と短パンツで充分だった。


スタートでの位置取りが悪かった他は、順調に登坂できた。

ゴール地点が標高2702mのため、低酸素での頭痛を怖れすぎて全体に抑え気味ではあった気がする。
いつも通りに荒い息遣いは続いたが、それほど追い込んで走っていない。ゴール後の消耗も少なかった。
心拍計を忘れたので、どの程度さぼっているか今ひとつ把握できなかったのも反省点だ。

後ろからのスタートだったので、同クラスの選手は追い越す一方。
結局、同クラスの先頭が誰かも把握できずにレースを終えたという体たらく。

森林限界を超えて残り4kmあたりからの冷たい強風には悩まされたが、幸いに真向かいからの風は少なく、風に泣くほどではなかった。

残り3kmあたりで、3分遅れのスタートだったMTBのトップ選手に追われた。
斜度が緩やかになったところから一気に引き離したが、きっとボクより2分は速いタイムだったろうな。

写真は、坂隊のみはげさんが撮ってくださったもの。いつもありがとうございます。

タイムはForerunner 305の設定が悪くて、うまくラップが取れなかったのだが、みはげさんの写真のExif情報から逆算すると、77分29秒ってところみたい。

GPSのログを繋ぎ合わせると77分ちょっとなので、そんなとこだろう。

リザルトを見られなかったので、タイムは公式サイトでの発表待ち。

尚、こちらのサイトによると、トップタイムは61分48秒だったようだ。


しらびそ高原HC同様に、今回もアディクトで走った。
フロント52-38、リア12-27は、このコースにベストマッチな感じ。
途中、40mほどの下り基調、そして最後の2kmではフロントアウターが役立った。

乗鞍スカイラインは最後に2km近くも平坦基調が続くので、アウターギヤが無いと辛い。


ゴール後は、すぐに荷物を受け取って乾いた衣類へ着替えた。ところが、天気が崩れることをまったく考慮していなかったので、ジャケットは坂隊のウィンドブレーカーしかないし、オーバーパンツも持っていなかった。

あまりに風が冷たく、早々に畳平のレストハウスでファンヒーターにあたって暖をとる始末。
まったく、山の天気をなめきっていた。真夏のレースとは言え、2000mを超える標高に登るなら、きちんとした雨具兼防風装備は必須だった。

しかも、下山は11時15分だったが、その30分ほど前から霙(みぞれ)が降りだしてしまった。
強風と相まって、下山には最悪のコンディション。レストハウスの中で、リザルトを確認へ行くのも忘れて震えていた。
しかし、こんな天候のため、選手下山用の臨時バスが出た。りょーまさんから教えていただいたお陰で乗ることが出来た。ありがとうございました。


乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムは前日受付となっている。泊まりとなるので参加できなかった。
今回はみーちゃん氏の勧めと協力があって、坂隊のキタさん主催のロッヂ泊グループに入れていただくことができた。ありがとうございました。

この大会は、長澤義明さん(前人未踏のワールドカッププロスクラッチ10連覇を成し遂げた中野浩一選手を支えたフレームビルダー兼メカニシャン)が検車と不具合車輌の整備をしてくださることでも有名だ。

長澤さんはとても気さくな方で、お手伝いのスタッフの方たちもとても親切にしてくださった。
自転車の気になる点を言うと、すぐにチェックしてくださり、自分のアディクトも自身素人組みのバイクだったから、お言葉に甘えてしっかり見ていただいた。特に問題無いとのことで、一安心。

カーボンコラムフォークが多いためかヘッドパーツの弛みが多いようで、ステムの組み直しをしていただいている自転車を多く見かけた。

変速調整で快適な変速フィーリングとなった隊員さん、ブレーキシューを交換していただいた隊員さん、そしてチェーンまで交換していただいた隊員さんと、お世話になりっぱなしだった。

写真は、変速テクニックについて長澤さんの講義を受ける坂隊隊員さん。そして、土曜日試走時の乗鞍の風景。

長澤さんの講演の模様は、岐阜新聞でもこちらの記事で紹介されている。


- 追記 -

岐阜新聞Web 7月13日付 『レイノルズ、独走ゴール 序盤から積極アタック

岐阜新聞Web 7月13日付 『実業団女子の部、星川がV 乗鞍ヒルクライム

大会事務局によると、正式リザルトは後日大会公式ページに掲示するとのこと。

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2009.07.09

ANT+SportTM対応のトランスミッター?

ツール・ド・フランス第6ステージ。

逃げるガーミン・スリップストリームのデイヴィッド・ミラー選手のヘルメットに載っかった黄色の箱。

昨日は、デーヴィット・ザブリスキー選手の頭の上に載っていたような・・・。

きっとGARMINのGPSサイクルコンピューターEdge 705とANT+SportTMでリンクして、ログをリアルタイムにチームカーへ送るトランスミッターではないだろうか?

黒い窓は、バッテリー充電用の太陽電池パネルだろう。

場合によっては、チームカーからコースデータなどをEdge 705へ送信する機能も付与するような実験をしているのかも知れない。

今ツールでは、14stと17stでチーム無線を使わずにレースさせることになっている。

この装置がどういう扱いとなるのか、ちょっと気になるところだ。

それにしても、ガーミンのバーチャルパートナーなど、レース中に活用可能な機能は沢山ある。

これらのパラメーターをリアルタイムにチームカーから各選手へ送り操作できるなら、チーム無線同様にレースのスタイルを変えてしまうほどのインパクトを与えるような気がする。


- 追記 -

よく見ると、黄色い箱の右側面上にL字のケーブルジャックが見える。
イヤーフォンケーブルがここへ来ているように見える。ヘルメットの黄色の箱は、新型のチーム無線機なのかも知れない。

チーム無線のバンドにデータ通信を乗っけているのか・・・。


- 7月12日 追記 -

7月10日の第7戦実況中に、上述の黄色い小箱は新型のチーム無線機であるとの解説があった。
従来の背中の位置に比べ、より感度が高いヘルメット後方に設置してテストしているそうだ。

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ツール・ド・フランス2009ダイジェスト

昨夜の第5ステージは、Bboxブイグテレコムのヴォクレールが190kmを逃げた6名の集団から上手に抜け出してステージ優勝した。

サクソバンクが中心となってメイン集団が追走をはじめたのだが、強い横風区間で第3ステージにコロンビアが行ったと同じ中切れを狙った鬼引きで集団が分断した。

ところが、あまり集団間のタイム差はつかず、サクソバンクは後ろへ下がってしまった。

結果として、集団の追走能力が削がれ、逃げを許した格好となった。


一昨日の第4ステージ、チームタイムトライアルでのアスタナの勝利、そしてマイヨジョーヌを護ったカンチェラーラとランスとのタイム差ゼロという結果。

連日、楽しいレース展開となっている。


BS-TBS『銀輪の風』を製作しているシクロイマージュが運営する『シクロチャンネル』にて、ツール・ド・フランスの動画付きダイジェストを配信している。

最新ステージのダイジェストがお昼休みには楽しめるという趣向となっているようだ。

お薦めです。

最新のFlashplayerがインストールされていないとシクロチャンネルが見られないのは残念ですけどね。

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2009.07.07

朴葉寿司 (ほおばずし)

大平街道は緑が深く木々がトンネルとなって、通り雨程度ならあまり濡れることがない。
日射しもあまり届かないからとても涼しいけれど、濡れた路面は乾きにくい。

日曜日の昼下がり、アディクトでそれなりに心拍を上げて飯田峠を越えてみたが、大平宿以西はひどく路面が濡れていて、お休み処大平で遅い昼食をとって引き返した。

暗雲を警戒してお手軽なラーメンをたのんで食べていると、清内路からいらしたお客さんから手作りの朴葉寿司をごちそうになった。


朴葉は朴の木の葉で、とても葉が大きく、落ち葉になっても燃えにくいため、昔から食器として用いられてきたそうだ。
食材を大きな葉に盛ったり包んだりしたところから、包(ほお)の木が語源とも言われる。

先日、白川郷で朴葉味噌焼きを食べた。高山の水はミネラル分が多く味噌汁が美味しくできないため、代わりに具材を味噌に絡めて朴葉の上で焼いたものを朝食のおかずとしたのが由来なのだそうだ。

朴葉味噌で使う朴葉は器として使われるものだが、朴葉寿司は少し違う。

ちらし寿司を生の朴葉で包んだものが朴葉寿司。朴の葉には芳香があって、寿司にうつった香りも楽しめ、さらに殺菌効果があるとされている。

具材は様々で、酢飯に混ぜたり乗せたりと、集落や家庭によっても違いがあるそうだ。

朴葉の殺菌作用に関しては、有力な資料を見つけられなかった。
カビが発生し難い葉との記述があり、それなりの抗菌作用はあるのだろう。経験から導かれた古人の知恵は侮れない。
しかし、朴葉は器であって、酢飯の殺菌効果で保存が利いたとする解説もある。

いただいた朴葉寿司は、酢飯に具材をのせて朴の葉で包んだものだった。

シャケフレークやマリネなど、彩りも考えて作るのだけど、今日のは適当にあり合わせだから・・・。と、謙遜されていたが、とても綺麗で美味しいお寿司だ。

錦糸卵に蜂の子(クロスズメバチの幼虫)の煮付け、オキアミとシジミの佃煮、そして塩イカ。
郷土色豊かな具材は、かなりのご馳走でもある。

生の朴葉は鮮やかな黄緑色。ところが、寿司の周りが茶色に変色している。

茶色の変色は熱が加わったためで、酢飯が熱いうちに朴葉に盛るのが、本物の朴葉寿司といえる極意なのだそうだ。

朴葉に熱が加わって変色することで、朴の香りが寿司に遷るとされる。


尚、塩イカは、信州名物の保存食材。甲府の「アワビの煮貝」と同様なものだ。はるかに安価だが。

はらわたを抜いたスルメイカに粗塩を詰めて、塩漬けにした保存食品。
水で塩抜きして、薄切りにしたキュウリやミョウガと和えてさっぱりと食べるのが一般的だ。

あらかじめ皮を剥いた塩イカもあって、当地では季節を問わずスーパーでもお馴染みの食材。
最近では、都心のスーパーでも見かけるそうだ。

ちなみに、水揚げ地で製造され、長野県では作られていない。


今日は七夕。富士山稲荷の宵祭りに娘たちを連れていった。
彼女たちの興味は夜店ばかりで、頭上に開く花火にはなんら興味をしめさない。

ミズーリからの大学生やブラジル人など、なかなかに国際色も豊かなのだが、甚平姿でうろつく中高生女子には情けなくなってしまった。

もっとも、花火そっちのけで屋台を物色するわが家の娘たちも、五十歩百歩なのだけどね。蛙の子は蛙であって、鳶はなかなかに鷹を産めないものだな。

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ミストラル・ミスチーフ

今日も4人の逃げを容認したプロトンは、南フランスの凶暴な陽射しの下、時速28kmと言う超まったりモードで進む。

しかし、残り130kmで16分近い差に驚いたようにサクソバンクが追撃姿勢を整え、慌ただしく加速をはじめた。

10kmで1分以上縮めるセオリー通りの追走で、逃げる4人との差は順調に縮まって行く。

逃げる4人はゴール手前20km以内に捕まって、今日もスプリント勝負が予想された。


最強のスプリンター、マーク・カヴェンディッシュを擁するチームコロンビアがフルメンバーで列車を作りプロトンを引き始める。

そしてドラマが生まれた。

残り40kmを過ぎ、海岸線を進むプロトンは強烈な横風(ミストラル:季節風)にさらされながら先行する4人を追っていた。

コロンビア列車の引きは猛烈で、プロトンの先端が棒状に伸び始め蛇の様にうねうねとくねりながら千切れはじめる。

すかさずスピードアップするコロンビア。

あっという間にプロトンは分断した。

フルメンバーのコロンビア列車に付くことができたのは、ミストラルを警戒してすぐ後ろにいた別府史之選手を含むスキルシマノの4人、ランス・アームストロングとヤロスラフ・ポポビッチのアスタナ、スプリンターのフースホフト、そしてリーダージャージを纏い黄色のバイクを駆るサクソバンクのカンチェラーラなど。

アスタナのエース、コンタドールがいない。ポポビッチが振り返ってエースが早く上がってきて欲しいといったジェスチャーをするが、切れたプロトンとの差は既に20秒以上ついていた。

かまわずハイスピードを維持する先頭集団は、そのまま逃げていた4人を吸収。
チームコロンビアが中心となる大きな逃げ集団となって、ゴールへと進む。

追走するプロトンはスプリンターを擁するチームが交替で必死に引くのだが、強烈な季節風に阻まれて思うように速度が上がらない。どころか、タイム差は一向に縮まらない。

そして、アスタナはコンタドールをあきらめた。

スキルシマノも先頭交替に加わってスピードアップする逃げ集団で、ランスとポポビッチもローテーションに参加。
プロトンとの差がさらに開いてゆく。

残り10kmを切ってタイム差は30秒近い。追走するプロトン内にも諦めムードが見て取れた。


仕事を終えたコロンビアの選手が猛進する先頭集団から剥がれて行く。

ゴール前スプリントに備え、隊列が組み直された。

TTスペシャリストとして名高いカンチェラーラや注目のランス・アームストロングに動きはない。

スプリンターのフースホフトは、カヴェンディッシュをぴったりとマークしている。

ゴール前、二人の一騎打ちとなった。

コロンビア列車に引かれて発射されたカヴェンディッシュ。そのスリップストリームを利用するようにぴったりと後ろに付いていたフースホフトだが、さらに加速するカヴェンディッシュのパワーで剥がされてしまった。

今日もまたカヴェンディッシュは余裕でステージを奪う。

ツールからチームコロンビア(ハイロード)のスポンサーに加わったHTCに敬意を表するように、電話をかけるポーズを決めてゴール。

コロンビア列車に付いて行くことに成功したスキルシマノの4名も先頭集団でゴールした。

そして、昨日の新城選手に続き、今日のリザルトにも日の丸がクレジットされた。

8位にF.BEPPUの文字。やった!


メイン集団は結局41秒遅れ。

ランス・アームストロングは、マイヨジョーヌを着るファビアン・カンチェラーラと同じく41秒のタイムを得たことになる。

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2009.07.06

トップスプリンター新城幸也

ツール・ド・フランス第2ステージ。

集団スプリントになったゴール前、後半に終始集団を引っ張ったコロンビア・ハイロード擁する世界屈指のスプリンター、マーク・カヴェンディッシュが、抜群のスプリント力を発揮してトップでゴールラインを駆け抜けた。

のを見るのも忘れるほど、画面左からフースホフトをかわすように加速して現れた新城幸也選手に目が釘付けとなった。

ドーフィネリベレでの興奮が甦る!どころか、これはツール・ド・フランスのステージなのだ!!

ツール・ド・フランスのゴールスプリントで5位入賞!

にもかかわらず、悔しそうな表情の新城幸也選手。

リザルトに日の丸マークとY.ARASHIROの文字。

一緒に観戦していたみーちゃん氏と二人して大興奮。長男S氏が吃驚して起きてしまった。

今日、新城選手は22ポイントを獲得して、ポイント賞でも5位につけている。

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2009.07.05

ツール・ド・フランス 激走!新城幸也

モナコの個人TTを皮切りに、2009年のツール・ド・フランスが始まった。

参加180名中106番目にスタートした新城幸也選手は、TTスタートから国際映像に登場。
期待に胸がわくわくしているのがテレビ画面を見つめる僕等にもひしひしと伝わる素敵な笑顔で、ツールのスタートを切った。

新城幸也は、ロードレースの総てをフランスで学んだような選手だ。

現梅丹本舗GDRエキップアサダの福島晋一選手の薦めで、ロードレース未体験ながら高校卒業後すぐにフランスへ渡りアマチュアチームに所属して、フランスの最も下のカテゴリーから徐々にステップアップしていった。

2005年にプロ選手となってからも、フランスでのレースがメインとなっている。

そして今年、フランスのUCIプロチームBboxブイグテレコムに一年契約で参加し、春先からの活躍が認められてツール出場選手9名の一人に選ばれた。

日本人選手ながら、フランスではアマチュア時代からのお馴染みのロードレーサー。
新城幸也選手がツール・ド・フランスで特に注目されるのは、不思議なことではない。

それにしても、個人TTでスタートからゴールまで国際映像に載るというのも凄いな。
ランス・アームストロングと変わらない露出度に、深夜だということを忘れて大興奮してしまった。

この期待に応えて、第2ステージ以降も素晴らしい走りを披露して欲しい。
そして、シャンゼリゼまで無事に辿り着くまで、連夜テレビの前で応援しています。

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